昨日の当欄で「関内桜通りのメインはこれ(カンザン=関山)です」といった手前、ここにこなければ示しがつかない。
 しかも川越の友には「あとは関内の八重桜を見届けるだけ。これを見ないと死んでも死に切れない」といった以上、咲いてなければ私の立つ瀬がない。
   
 果たして咲いてるか。不安な気持ちで関内に入ったところ……。
 おーッ、咲いてました。それもほぼ満開。(04/17現在)
桜通りにきてみると…      
 中区の広報によると、「関内桜通りの桜は4月中旬~下旬が見ごろ」とあるけど、当方は長年見てきてるので、「ここの桜はソメイヨシノより10日ほど遅い。したがって下旬ではもう遅い」と睨んでおりました。
ほぼ満開   
 この関内桜通りには関内駅から県警本部まで約700m間に約60本の桜が植えられていて、その大半が八重桜。ピンクが濃く、花びらがぽってりしています。
 ソメイヨシノが乙女なら、こちらは妖艶な熟女。
これぞ八重…     
 実は、跡見の「サクラガイド」によると、八重桜という品種はなく、大半はカンザン(関山)だそうです。
 たしかに関内桜通りの「桜マップ」(横浜市道路局施設課)を見ると、主要部分はカンザンと記されています。他には陽光、おかめ、大寒、寒緋、薄墨など早咲きの品種が植えられ、長期間桜が楽しめるようになっています。
桜のトンネル  
 一部、淡いピンクの八重桜が咲いていました。
 これは「桜マップ」によると、フゲンゾウ(普賢象)です。やはり遅咲きの八重。
 若木は先ほど山下公園で見たばかり。ここで実物が見られるとは。
これはフゲンゾウ?   
  
 写真を撮っていると、背後で「もう葉桜じゃん」という若い女性の声が。
 黙らっしゃい、これはこういうものだと心得ていただこう。
 カンザン(関山)は葉と一緒に開花するのである。
葉も出ている   
 わからないヤツはわからなくていい。
 それがこの桜の魅力なのだから。
無題      
 逢ひたくて誘われたくて八重桜
     
 年甲斐もない句を詠んでしまった。
        

 ガーデンネックレスというのだそうです。
 横浜市で開催されている「第33回全国都市緑化よこはまフェア」のこと。
 市内あちこちで花が飾り立てられています。
  

 まずは山下公園。
 ここへはニューグランド前のしだれ桜見たさにやってきた(04/08)のですが、もう終わっていました。

山下公園入口   

 しかし園内の花のデコレーションには目を見張るものがあり、それらを確認したく一昨日(04/17)再びやってきました。
  

 私が注目したのは若木のサクラコンテナ。
 前回きたときは本来あるはずのない氷川丸のすぐ近くでソメイヨシノが見られたわけですが、他にもいろんな種類の品種の桜が植えられています。(12品種、100本とか)

サクラコンテナ   

 よく目についたのはフクロクジュ(福禄寿)。
 いかにも目出たそうな名前で、形もぽってりとしています。これは遅咲きの八重?

フクロクジュ(福禄寿)   

 フゲンゾウ(普賢象)
 これも八重。名前の由来は雄しべの形を普賢菩薩の乗る象に見立てたというけど、そんなに似てるのか。

フゲンゾウ(普賢象)   

 カンザン(関山)
 八重桜の代表ともいえる品種で、花弁がぽってりして濃いピンクが特徴。桜湯にも用いられます。外国でも人気があるそうです。関内桜通りのメインはこれです。

カンザン(関山)   

 ミクルマガエシ(御車返し)
 花弁が5枚のものと、6~7枚あるものとがひとつの木に混在し、牛車で通過した貴人たちが「今のは八重だった」「いや、一重だ」と口論になり、確認のため引き返したのが品種名の由来とか。高貴な花ですね。

ミクルマガエシ(御車返し)   

 桜に関しては山崎公園(富士見市)と跡見女子大(新座市)で多種類の桜を見てきたけど、フクロクジュやフゲンゾウがここで見られるとは思わなかった。

 もちろん一面のチューリップも見事でした。

一面のチューリップ 

 それらを維持するには大勢の人の手がかかります。
 ご苦労様です。

手入れする係の人たち   

 見飽きてもなを求めたき桜かな
  

 ※桜の説明は跡見女子大「構内サクラガイド」を参考にしました。

2017.04.16 汽車道の桜

 汽車道は、桜木町と新港地区とを結ぶ鉄道廃線跡を利用した遊歩道ですが、ここも名だたる桜の名所。
  

 桜木町方面から入ると、左手に迎えてくれるのが真っ白いオオシマザクラ(大島桜)

①桜木町方面より   

 なおも進みます。奥に見えるのはホテルナビオス横浜。
 ソメイヨシノが満開です。雨はほぼ上がっていました。

②さらに進む(向こうに見えるのはホテル・ナビオス横浜)  

 遊歩道の両側は運河、板張りの路面にはレールが残されています。
 レールの脇は所どころ芝生になっていて、酒盛りするグループも見かけられました。

③脇に入ると   

 自撮りする人も。

④自撮りする人も   

 桜木町は当時の横浜駅。港で荷揚げされた荷を全国に運ぶために、新港埠頭(今の赤レンガ倉庫)と結ぶ鉄道が線路は明治44年(1911)につくられました。
 戦後は米軍に接収されましたが、昭和27年(1952)に返還され、貨物鉄道が復活。しかしトラック輸送には勝てず、昭和62年(1987)に廃止。平成9年(1997)プロムナードとして開通しました。
  

 反対方向を見ると、

⑤反対方向を見ると…… 

 ランドタワーが見えます。

⑥ランドマークタワー   

 線路はナビオス横浜の吹き抜けをくぐったところまで続きますが、プロムナードとしてはこのあたりまで。桜が見事です。

⑦レールはまだ続くが  

 満開の桜の道や先は空
  

 色即是空とはこのこと。

 山手通りから元町公園に下りてきました。
 この公園は元町プールの下にあって、そこから公園の全景が見渡せます。

元町公園(全景)  

 左は水の階段のゾーン。右は人工池のゾーンです。
 右の人工池ゾーンに円形花壇が見えるでしょう。そこからこっち(全景写真を撮った地点)を見るとこんな感じ(下の写真)。

人工池のゾーンから見た光景  

 奥の建物は公園の管理事務所です。全景写真を撮った地点とは対角になります。
 

 そこから横を見るとこんな感じ。相変わらず雨が降っています。

横を見ると… 

 水の階段は上(プールの側)から見るとこんな感じ。通りの先は元町です。

水の階段(上からみた景色)  

 下から見るとこんな感じ。正面の建物は公園の管理事務所。

水の階段(下から見た景色)   

 そこから人工池のゾーンを見るとこんな感じ。人工池のゾーンは平面なので、当然ながら段差になっています。

水の階段の下から横を見る 

 これで同公園の形状はおわかりになった(?)と思います。
 わからなくても、公園の風情と桜を味わっていただければよろしいかと。

* 

 山下公園にきました。
 ここは桜の名所ではないけど、東端(正確には東南端)の「せかいのひろば」周辺にソメイヨシノが咲いています。

せかいのひろば周辺  

 それよりも見たかったのはニューグランド前のしだれ桜。しかし……。

ホテルニューグランド前  

 もう終わってました。残念。
 

 氷川丸の近くではソメイヨシノが咲いていました。
 といってもこれは都市緑化横浜フェアで展示されたサクラコンテナ。

サクラコンテナ  

 鉢植えなので当然若木ですが、これを見るとソメイヨシノも若いころは枝が上に伸びていることがわかります。
 それが年をとってくると横に伸びるようになり、さらに年とるとダラ~ンと垂れ下がる……。
 (向日性で下がる場合もあるけど)
  

 ふーむ。桜はいろんなことを考えさせてくれるわい。
  

 航海を終へしマストに桜雨
  

 あくまでも氷川丸のことですよ。

2017.04.14 山手の桜雨

 また横浜にもどります。
 本牧(三溪園)から山手にやってきました。
 この日(04/08)は朝から小雨が降りしきり、午後からは降ったり止んだり。
  

 「こういう桜もよかろう」ということで、先ずは山手公園。
 ここはわが国最初の西洋公園で横浜では屈指の桜の名所ですが、花見客はまばら。

山手公園①  

 雨は止んでいたけど、朝から降っていたからね。おかげでしっとりした山手公園の桜を味わうことができました。

山手公園②   

 イタリア山庭園には真っ白なオオシマザクラ(大島桜)が咲いています。とくにブラフ18番館の脇に咲いている桜は建物と調和して素晴らしい。

ブラフ18番館のオオシマザクラ   

 山手本通りはあちこちに桜が咲いていますが、とくに山手234番館前あたりの風景がいい。

山手本通り   

 昔の電話ボックスにかかる桜。どこを撮っても絵になります。

山手234番館前 

 そこからさらに進むと港の見える丘公園。
 港の見えるテラスではなく、ローズガーデンから下りて行くと見事な桜に出逢えます。

港の見える丘公園①   

 また少し雨が降ってきたけど、しっとりした味わいがあります。

港の見える丘公園②   

 下りたところは霧笛橋で、橋のたもとには大きな桜の木があります。
 「芸亭(うんてい)の櫻」というのだそうです。
 「芸亭とは奈良時代末期に公開されたわが国最古といわれている図書館の名」
 と解説されていて、

霧笛橋と芸亭の桜   

 『ややは冷え来し芸亭のさくらかな』(古沢太穂・作)
  

 という句が掲げられています。うーん、よくわからん。
 当方の〆の一句はそれとは関係なく、
  

 青春の歌ひ手逝くや桜雨
  

 ♪蔦のからまるチャペルで 祈りを捧げた日
 夢多かりしあのころの 思い出をたどれば……

カトリック山手協会   

 写真はカトリック山手教会。ペギーさんの通った青学はプロテスタント系だけど……。