初冬といっても、これは先月末の景色。
 今はもっと景色は冬枯れているはずだけど、お蔵入りさせるのはもったいないので「時期遅れ」でUPします。
   

 先ずは山下公園。
 氷川丸近くの沈床花壇にはまだ秋のバラが咲いていました。

 白バラ越しに見る氷川丸がなんと風情のあることよ。

バラ越しに見る氷川丸①   

 これを少し引いて、ピンクのバラを中心に撮ってみました。

バラ越しに見る氷川丸②   

 これはちょっとあざとい(?)

 山下公園は大正12年(1923)の関東大震災で崩壊した建物の瓦礫を埋め立ててつくられました。
 公孫樹並木の山下公園通りを「海岸通り」と呼ぶのはまさに海に面していたから。
 これは大佛次郎の文明開化ものの小説(「花火の街」が代表作)を読むとよくわかります。
   

 山下公園がつくられた当時は一部入り江になっていて内港がつくられ、小さな船が発着していました。
 しかしその内港も埋め立てられ、今は沈床花壇になっています。
 内港の跡は氷川丸近くの橋に見ることができます。

 沈床花壇から斜め後ろを振り返ると、赤いバラ越しにマリンタワーが見えます。

マリンタワー   

 そして氷川丸の真向かいにあるのがホテルニューグランド。

ホテルニューグランド 

 その前身「グランドホテル」は海岸通りの端(「横浜人形の家」の辺り)にあったのですが、やはり関東大震災で崩壊し、3年後の大正15年(1926)現在の地に「ホテルニューグランド」として再建されました。
 戦後、マッカーサー元帥が逗留していたところであり、また「鞍馬天狗」や横浜ものを書いた大佛次郎氏が泊まっていたお馴染みのホテルです。

    



 念願の横浜税関展望テラスに入ることができ、本日(11/23)の目的は達せられたので、あとは気楽に海岸通り(山下公園通り)へ。
 日本大通りの公孫樹を見たからには、ここの公孫樹も見ておかないと。
  

 おーッ。予想していた通り、見事な黄葉です。

海岸通りの黄葉①   

 ここの黄葉は毎年見てるけど、11月下旬半~12月上旬、日にち、時間帯、天候によって様子が違うけど、このときはちょうど見ごろでした。

海岸通りの黄葉②    

 ポーリン橋にも上がりました。
 この橋は山下公園・せかいのひろば~横浜人形の家にかけて海岸通りを跨ぐ歩道橋です。

ポーリン橋 

 この橋から見る景色が意外に素晴らしい。

ポーリン橋から見る海岸通り①    

 上から眺める公孫樹並木もなかなかのものです。

ポーリン橋から見る海岸通り② 

 でもやっぱり下から見たほうがいいのかな。

海岸通りの黄葉③ 

 歩道からばかりではなく、車道からも撮ってみました。
 危ないじゃないかって?
 心配ご無用、横断歩道からです。交通ルールはちゃんと守っています。

海岸通りの黄葉④ 

 これで見るべきものは見たので、あとは余禄かな。

         

 「クイーンの塔」と呼ばれる横浜税関。
 その資料展示室はいつでも見られますが、この日(11月23日)はふだん公開されない7階展望テラス等の公開日なので、どうしてもこの日にきたかった。

横浜税関(クイーンの塔)    

 朝、元町中華街駅に降り立ったときはどしゃ降りだったけど、もうカラリと晴れている。
 やはり「念ずれば通ず」ということか。
      

 先ずは7階の展望テラスに。
 なるほど。
 目の前に大さん橋が見えます。停泊しているのは「あすかⅡ」

7階展望テラス 

 テラスの海寄りに出ると、みなとみらいが見えます。
 左にヨコハマグランドインターコンチネンタルホテル、右に赤レンガ倉庫、その間を走る国際大通り……このアングルはなかなかのもの。

テラスから見るみなとみらい 

 こちらは大さん橋側ですが、手前に見えるのは象の鼻で、向こうに見えるのはベイブリッジ。

テラスから見る大さん橋 

 間近(7階)から見るクイーンの塔。高さ51m。

間近に見るクイーンの塔 

 テラスから見下すと、この庁舎は中庭のある回廊式で、塔の足元に円形のホールらしき建物が見えます。中央に菊の紋章があるのは国のお役所だからか。

塔の下   

 次に伺ったのは3階の旧執務室。ここには当時の会議室や税関長室などが保存されています。
 この税関長室は戦後、連合軍総司令部のマッカーサー元帥が使用したともいわれています。

旧税関長室   

 1階に下り、廊下の窓から中庭を見ると、上から見た円形ホールが正面に見えます。
 ガラス張りになっていて、椅子が並んでいるところを見ると、どうやら講義室らしい。

塔の下の円形講義室   

 資料展示室は何度かきてますが、ここまで見たのは初めて。
 これでこの日の「本懐」は遂げられましたッ。
 もう何時死んでもいい?
  
    

 横浜公園から日本大通りに出ました。公孫樹並木の黄葉を見るためです。
 「おや?」
 いつもと様子が違う。

イベント? 

 車道と歩道の間に仕切りが設けられ、車はまったく通らない。
 随所に係員がいて、それとなく警備をしている様子。なにかのイベント?
  

 聞いてみると、これは「ウエイターズレースジャパン」という競技大会(11月23日開催)。
 正装したウエイターさんたちがグラスやボトルをお盆に乗せて走り、その速さを競うというもので、市内の有名ホテルやレストランが参加しているとのこと。

随所に係員の姿も   

 そうこうしているうちにレースが始まりました。
 コースは片道150mの折り返し300m。
 みなさんグラスとビール瓶をお盆に乗せて、走る、走る。

ウエイターさんが走る 

 これには個人差があって、瓶を倒さないままピューッと走り抜ける人もいれば、恐る恐る走る人、途中でグラスを落とす人……様ざまです。
 全部は見なかったけど、なかなか面白かった。
          

 折り返し点から先(海側)はレースのコースではないので車は走っていたけど、数も少なくじっくり黄葉を楽しめました。

神奈川県庁前の公孫樹 

 毎度のことながら、神奈川県庁前の黄葉はなかなかの風情です。

公孫樹並木①   

 いつもならオープンカフェで珈琲を飲みながら黄葉を眺めるのですが、今年はひと味違った黄葉狩りになりました。

公孫樹並木② 

    

 横浜公園にやってきました。
 この日(23日)は横浜スタジアムでベイスターズのイベントが行われていたので大勢の人。
 隠れベイファンとしては気になるところですが、スタジアムの入口には長蛇の列ができているので(券も持ってないし)諦めて、その北側にある日本庭園へ。

彼我庭園・入口   

 横浜公園は元もと遊郭があったところで、この日本庭園には当時の面影を残す岩亀楼(がんきろう)の石灯篭が置かれ、また水琴窟があったりして、なかなか情趣深い庭園です。
 今年の3月、「彼我庭園」として新たに整備されました。

彼我庭園① 

 この「彼我庭園」は明治9年(1876)開園したときにつけられた名で、外国人(彼)と日本人(我)の双方が利用できるという意味です。

彼我庭園②  

 水琴窟のあるところは新たに竹垣で囲われました。

彼我庭園③

 なかなかの風情です。

彼我庭園④ 

 この庭園の紅葉は、私にとってこの秋一番の景色ではないか。

彼我庭園⑤ 

 この日の横浜スタジアムのイベントはОB戦だったらしいけど、そんなものはどうでもいい。
 それほど素晴らしい景色でした。