坂戸市にある慈眼寺もしだれ桜の名所だそうです。
 行ってみると、幹道(256=片柳川越線)から見えるので、すぐわかります。
 

 慈眼寺は真言宗智山派(空海=弘法大師)の寺院で、安土桃山時代、慶長年間(1600年代と推定)に法印可説和尚によって開かれた、と説明板にあります。

慈眼寺のしだれ桜   

 このしだれ桜は宝暦5年(1755)第10世の隆章和尚が植えたものと考えられ、推定樹齢は262年、樹高15m、幹周り1.7m、坂戸市の天然記念物に指定されている。(説明板)
 しかし古木だけに、幹が老朽化して空洞ができ、存続が危ぶまれているそう。

老木故に突っかい棒が    

 この日(04/05)は開花期間ということもあって、本堂に祀られている仏像の一部が表に公開されていました。ありがたや、ありがたや。

公開中の黄金の仏像   

 同寺院はイベントが多く、本堂や境内でジャズの生演奏が頻繁に開催されるそうです。
 (当方にとっては遠いからなあ)

*  

 お寺の人に教えられて、立ち寄ったのがその先の東坂戸団地。
 前を流れる大谷川沿いが桜並木になっていて、この時期一斉に花を咲かせます。
 これがなかなかのもの。

大谷川の桜並木①   

 大谷川そのものは小さな川で大したことはないのですが、桜が圧巻。

大谷川の桜並木②   

 目黒川も真っ青。こんな桜の密集はここに敵わないだろうね。

大谷川の桜並木③   

 とはいえ辺鄙なところなので、屋台もなく、花見客は近隣の老人ホームぐらい。
 今年も見られてよかったのう。ナンマイダブ(陰の声)。

西谷橋   

 思わぬところに花見の名所があるものです。
 (写真的には慈眼寺よりもこっちがメインになった?)
        

 横丁を曲がれば不意に花灯り

 「大井弁天の森」(ふじみ野市)はわが家から最も近い桜の名所。
 ここは砂川掘用水路というドブ川が流れ、ふだんはなんの変哲もない場所ですが、春になると両岸に植えられた桜が咲くので、このときだけ花見客でにぎわいます。

なんぽのみち①  

 しかし散歩中の某老人は苦々しげにいいます。
 「まったく、ふだんは見向きもしないくせに、このときだけドッとくる。犬の散歩もできないよ」
 まあまあ、ふだんは地味な散歩道(なんぽのみち)が脚光浴びるんだから、大目に見てやろうよ。

なんぽのみち② 

 川っぺりということもあって、桜の枝はみんな川面に向かって垂れている。

枝が川面に垂れるのは向日性だとか   

 これは重力というよりも「向日性」といって、川面に反射した太陽光線の方向に枝が向かうのだそうです。(去年もいった気がする)

満開の桜  

 見どころは氷川橋周辺の桜。
 氷川橋は金網状の手すりで、橋そのものには風情はないけど、それだけに桜を引き立たせる効果があります。

氷川橋  

 これは反対側(上流側)から見たところ。

反対側から見た氷川橋   

 ドブ川にかかる桜の名所としては目黒川(東京都)が有名だけど、こっちのほうが桜が密集して壮観だぞ。(あくまでも個人の意見です)
  

 櫻花人より鴨に見られたし

川面にはカモが… 

 近辺の徘徊には寺社仏閣に寄ることが多いのですが、ときとして民俗資料館のようなところに寄ることもあります。
 ふじみ野市にある上福岡歴史民俗資料館もそのひとつ。
上福岡歴史民俗資料館     
 ここは上福岡地区の歴史、民俗を中心に展示されています。
 昭和30年代の団地の風景や、当時の家電製品などが展示されています。
昭和30年代の家電製品      
 メンコ、野球カードなど、当時の子どもたちの遊具も展示されています。
昭和30年代の遊び道具     
 2階の研修室では数人のグループが伝統的な機織りを実演していました。
 聞いてみると、これは裂(さき)織りというのだそうです。
機織り風景   
 「裂織り?」
 「ええ、布を裂いて撚り合わせて糸にするのです」
 「すると端切れを利用するのですか」
 「端切れを利用することもありますが、新しい生地を裂いて撚ることもあります」
 裂いた布を撚り合わせて糸にする     
 「それをこの機織り機で織るのですね」
 「そうです」
 「大変な作業ですね」
 「でも楽しいですよ」
機織り機     
 機織りの原理は縦糸と横糸の組み合わせですが、模様をつくるにはそれぞれの色の糸を表に出したり裏に隠したりする。
 その理屈はわかるけど、表に出す数多くのポイントをよく正確に把握しているものだなー。
 うーん、説明されてもわからない。
作品     
 また草木染めをやっているグループもあり、その糸を使って織ることもあるといいます。
草木染め       
 「今年の11月、ここで作品展をやりますので、よろしかったら見にきてください」
   
 作品展の知らせを目にしたら行くと思うけど。
    
 誰がために機を織るのか花衣


 昨日はサウジ御一行を取り上げましたが、他にアホらしい国といえば、司法が世論に押されて(?)大統領を罷免したおとなりの国、さらにそのおとなりの、チンピラ君主が兄を毒殺する国。この国はアホらしいというより恐ろしい。
 幼い子に「将軍様の礼賛文」を暗唱させる。
  

 幼い子に暗唱といえば、「安倍首相がんばれ、安保法制国会通過よかったです」と園児にいわせた幼稚園。これでは北朝鮮(いっちゃった!)と同じじゃないか。
 ついでにいうと、園児が暗唱していた「教育勅語」の「朕惟フニ我カ皇祖皇宗國~」の「朕」(チン)とは天皇のこと。
   

 現在の天皇は象徴として政治的な発言はできないので、それをいいことに子どもに暗唱させている。そもそもこの「教育勅語」は若者を戦地に向かわせるために利用されたとして戦後憲法のもとでは否定されたもの。
     
 今の天皇は平成の世になったとき、「これからも憲法を守ってゆきたい」と宣言された。
 また園遊会で、ある棋士が「子どもたちに日の丸・君が代を徹底させております」といったとき、「強制でないのが望ましい」ともいわれた。
 勅語を園児に暗唱させるのは、このような考えの天皇に最も反する行為ではないのか。
   

 ところがこれを「素晴らしい教育だ!」と称賛したのが鴻池某であり、首相夫人(首相も?)であり、防衛大臣であり、大阪維新の面々。
 そこを籠池某に付け込まれため、土地買収→小学校建設がトントン拍子に運んだ。
 あとで鴻池某は「無礼者!」といってコンニャク(?)をたたきつけたといったけど、同じ穴のムジナじゃないのか。
  

 籠池某の顧問弁護士だった防衛大臣は「教育勅語の精神は大切にすべき」といってるようだけど、そりゃ「親に孝行、夫婦仲よく、友を信じ」「自己の言動を慎み」「人に慈愛を尽くす」とか、いいことは書かれているよ。(別に教育勅語じゃなくてもいい)
 問題は最後の「国に危機が迫ったら、国のため力を尽くし、皇国を支えよう」の文言で若者は戦争に駆り立てられた。だから戦後否定されました。
  

 そんな文言を何も判断のつかない園児に暗唱させるという神経、それを称賛している防衛大臣、首相を含めた今の閣僚の神経がしれない。そんなに戦前の状況にもどしたいのか。
 故野坂昭如氏はこんなことをいっていた。
 「今の北朝鮮が恐ろしい国だというのは、戦前の日本と同じだからだ」と。
    

 こうしてみると、「アホらしい国家」とは、とつ国のことだけではないらしい。
    

 つくしんぼ「朕惟フニ」をすらすらと
 

 園児は可哀相だけど、子どもは立ち直るのも早いから。


 昨年末より続いたハーバーライト・シリーズ、今回の初めは横浜三搭。
  

 まず日本大通りにあるキングの塔・神奈川県庁本庁舎。
 どっしりしてキングの風格がありますが、実際は屋上に建てられた搭。ちょっとガックリ。

キング(神奈川県庁) 

 この塔は傷みやすくしょっちゅう修復を余儀なくされるので、文化財として認定されにくいのだとか。
 完成は昭和3年(1928)、塔の高さ…約49m。

 次は海岸通りにあるクイーンの塔・横浜税関本庁舎。
 完成は昭和9年(1934)、塔の高さ…約51m。

クィーン(横浜税関)   

 三搭のなかではいちばん高い塔。
 船が横浜港に着くとき船乗りが真っ先に目にし、出航するときは最後まで見送ってくれるのがこのクイーンの塔だそうです。

 最後は本町通にあるジャックの塔・横浜市開港記念会館。
 完成は大正6年(1917)、塔の高さ…約36m

ジャック(開港記念館)    

 三塔のなかではいちばん古い。レンガ造りで風格のある建物です。
 内部も公開されていて、ステンドグラスや薔薇窓など、見るべきものも数多くあります。

 来たる3月10日(金)は「横浜三塔の日」で、いろんなイベントが開催されるそうです。
  

 塔の灯や送り送られ春の宵