「近くに芭蕉の墓があるお寺があるで。案内したるわ」
 先月、栗東の歴史研究家に案内されて行ったのが滋賀県大津市にある義仲寺(ぎちゅうじ)。
 名の通り木曽義仲公を祀った天台宗系の寺院で、山号は朝日山。本尊は聖観音菩薩。
山門 
 入ってみると意外に境内は狭く、小さなお寺です。
 まずは義仲公のお墓にお参り。続いて巴御前のお墓にも。
義仲の墓 
 説明書きによると、
 「同寺の創建については不詳であるが、源義仲(木曾義仲)の死後、愛妾であった巴御前が墓所近くに草庵を結び、『われは名も無き女性』と日々供養したことにはじまると伝えられる」
 とのこと。
巴御前の墓
 巴御前は才色兼備の女性なれど武術にも優れた女傑で、粟津の戦い(1184)で義仲公とともに戦死したと思っていたけど、生きていたのか。
 本堂を朝日堂というのは義仲公が朝日将軍と呼ばれていたから。
朝日堂 
 同寺は俳人松尾芭蕉ゆかりの寺でもあり、お墓もあります。
 芭蕉はかねがね義仲の生涯に思いを寄せ、たびたびこの地に滞在し、無名庵で句会も盛んに行われたそうです。
境内 
 「芭蕉が亡くなったのは大坂ですが、この地が好きで、ここに埋めてほしいとの遺言でお墓が建てられたんですよ」
 と境内で知り合った老夫婦に教えてもらいました。
芭蕉の墓 
 境内には、弟子の又玄(ゆうげん)による「木曽殿と背中合わせの寒さかな」の句碑があります。

 見回すと境内の至るところに句碑が建てられています。
 有名な「古池や蛙飛びこむ水の音」の句碑も。さすが芭蕉ゆかりの寺。
古池や…の歌碑 
 老夫婦によると、大阪御堂筋に「松尾芭蕉終焉の地」の記念碑があるそうです。
 今度行ってみようかな。
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