考えてみたら、ここは前の晩も前夜祭できた店。
 それを思い出すとまた振り出しに戻ったような気になりました。
 兵庫県の農夫と大阪の筋肉男はまだ飲み(話し?)足らんような感じでしたが、私はもういい、彼らを送り届けて辞すつもりでした。
 しかし、「まあ、ええやんけ」といわれ、仕方なくウーロン茶を。

 私としてはつき合いきれないので、この際取手の友と引き合わせてやれ、と電話。
 「悪いな、今また近○の店にきとんのや。きてくれるか」
 「うん、行くわ」
 彼は三次会として女性グループをここへ連れてきたのですが、彼女たちを送って(京都の家に)帰るところでしたが、私の要請にふたつ返事できてくれました。

 「しかし今日はおもろかったなあ。(同窓会をやってくれた)キミに感謝や」
 「いや、こっちこそ。キミがきてくれたおかげで、同窓会が盛り上がった」
 彼と女子高教師はクラスでの存在感は大きかったものの、消息がつかめなかっただけに、出席者は大感激。私としては土産物を届けた気分でした。
 とくに大阪の筋肉男は感慨もひとしおだったようで、「こんな感激した同窓会はない」
お好み焼き屋にて 
 カウンター席なので横一列、奥から農夫、取手、私、大阪の筋肉男、鳥見男の順にならびました。
 「考えてみたら、この三人(鳥見男と私)は男ヤモメやなあ」と君肉男。
 「寂しいことないのん?」とカウンターの向こうから女将。
 「なにも寂しいことなんかあらへん」

 「しかしなあ、死なれたときの喪失感は大きかったで。オレはなにもしてやれんかった、と自分を責め続けた」
 「ええ奥さんやったんやなあ」
 「うん、今から思えばええ女やった」
 「ほんなら幸せやったやんか」
 「まあな」

 「ワシなんかあかんな。女房に死なれたら、ひとりでよう生きていけんわ。ワシが先逝くで」
 「先逝ったもん勝ちやな」
 「いや、そうともいえん。生きてたらええこともある。こうして再会もできるし」
 「ほんま、長生きはするもんや」

 そんなことを話しながら、夜は更けていきました。
 私は同窓会の流れで、最後までつき合ったのは初めて。
 いやではないけど、散会してからのことを考えるともういいかな。

 「こんなディープなことを話すとは思わんかった。これも小学校の同窓会やからかな」
 ぽつりとつぶやいた筋肉男のことばが頭に残りました。
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