石峰寺をあとにして、深草駅から京阪電車で中書島駅へ。午前11時。
 「おう!」
 伏見の友人はいつも通り車でやってきました。
   
 近くのファミレスで昼食をとったあと、
 「流れ橋のことは調べといた。正式には上津屋(こうづや)橋というんや」
 いつもは彼の案内に任せるのですが、今回は私のリクエスト。
 「上津屋橋の場所は……と」
 カーナビをセットしてスタート。

ながればしの石碑 

 車は伏見を南下し、久世郡久御山町(?)高速道路のインターらしき下をくぐり、細い市街地へ。
 「おかしいな。たしかここを入るはずやけど」
 同じところを行き来して、土手の道らしきところを直進。
 「やっと着いた。これが『ながればし』の石碑や」

木津川の看板の右奥に見えるのが…  

 しかしながれ橋らしき橋が見えない。変だなと思って、犬を散歩させていたおばさんに聞くと、
 「あれがそうです」
 「えッ、あれが……」
 なるほど、はるか下方に並んだ木の橋桁。あれがそうか。

ちょっと見にはわかりにくいのですが…

 近くまで寄ったものの、橋の前は通行止め。橋板は川の増水で流されたものと思われます。
 橋がちゃんと架かっていれば、冥途の土産にわたってやろうと思っていたのですが、これにはガックリ。

 上から見たながればし 橋の前は通行止め

 この上津屋橋は小津安二郎「小早川家の秋」(1961)のラスト近く、葬儀のシーンに出てきます。全長356.5m、幅3.3m。
 歩行者と自転車の専用橋となっており、周辺住民の生活道路の一部として利用されています。
 手すり、街灯はなし。
 川が増水すると流される構造なので「ながればし」と呼ばれ、最近では観光名所になりました。

ながればし① 

 友人である京都の写真家N氏のブログにもときどき出てくるので、一度は見てやろうと思っていました。それが流されたあととは……。
 「まったく、誰の心がけが悪いのや」
 といってみても、リクエストしたのは私。

ながればし② 

 「詰めが甘いというか、間抜けというか、このような目に遭うのもいかにも私らしい」
 苦笑するしかありません。

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