昨日(08/15)は敗戦記念日ということもあって、いろんな特集が組まれました。
 私が観たのはTBS「戦後70年・私の街も戦場だった」

復原された謳歌 

 このなかで「桜花(おうか)」という突撃専用の人間爆弾なるものを初めて知りました。
 以前から神風特攻隊というのは知っていましたが、あれは戦闘機(飛行機)で自由に動けます。
 ところが桜花は先端が爆弾で、戦闘機(一式陸上攻撃機)の下に設えられています。
 隊員(1名)がこのなかに入り、戦闘機から切り離されて、ターゲットに向かって進みます。旋回することはできないし、車輪はないので着陸はできない。片道切符の自爆テロです。

桜花のイラスト 

 しかしこの桜花は最初から「失敗するのではないか」と危ぶまれていました。
 というのは戦闘機の下に設えられているので重く、機敏に動き回れない。
 したがって敵の戦闘機の餌食になってしまう、というものです。

一式陸上攻撃機

 案の定、この一式陸上攻撃機は敵の銃弾を浴びてほとんど(100機ほど)全滅。
 敵の駆逐艦に命中したのは一機だけという有様でした。

軍人とは 

 「この作戦では勝てない」
 これに乗り込む隊員はもちろん、その指揮官もそう思っていたといいます。

無謀な突撃 

 ではなぜ従ってしまったのか。
 「たとえ上司がどんなに間違った命令を下そうと、それに従うのが軍人」だそうです。
 上官に異論を差しはさむなど、もっての外。そんな空気が支配していました。

元桜花隊員の声 

 その桜花に乗ることなく、生き残った元隊員はこういいます。
 「こんなもので勝てるわけはないよ。上層部をはじめ、世のなか全体がおかしかった。狂っとったよ」

 その責任を誰も取ることなく、戦争は終わりました。
 本当は「敗戦」ですが、責任をうやむやにするため「終戦」と名づけました。
 これだったら、誰かが起こし、遂行した戦争の責任を問われることなく、「天災のようなもの」で片づけられるからです。


 その体制は今でも続いています。
 首相の周辺では戦前・戦中の支配層の考えが脈々と引き継がれているからです。
 彼らはなんら反省することなく、「民主主義? 基本的人権? そんなものあるわけないだろ」とせせら笑っている。
 だから「デモをやっている連中は『だって戦争行きたくないんだよね』という利己主義者」という若い議員がも出てくる。
 これだと「たとえ戦争であろうと、国家の命令に従うのが国民のあるべき姿」といってるようで、これこそまさに戦前の考え。

こんな声も虚しく 

 ではなぜこんなことがまかり通っているのか。
 それはこの連中がアメリカに阿っているから。それしか日本の生きる道はないので。
 アメリカはアメリカで、彼らをうまく手なずけ、最終的には軍事の一部を肩代わりしてもらおうと考えています。


 表面的には「民主主義」の皮を被っても、なんら民意を反映されない政治。
 このシステムは選挙でも変えられない。
 私の友人はすでに諦めていて、「日本はアメリカの隷属国。アメリカの51番目の州や。それなら来年の大統領選挙の選挙権くれ」といいました。


 私もそう思います。

スポンサーサイト
Secret

TrackBackURL
→http://aitokodoku2.blog.fc2.com/tb.php/927-4f230b7c