昨日、日暮里で中古DVDを2本買ったと述べましたが、もう1本がこれ。
 この作品「ガンヒルの決闘」(原題: Last Train from Gun Hill=1959)はマカロニ好きの私には珍しくアメリカ西部劇です。監督は「OK牧場の決斗」のジョン・スタージェス。
 マット・モーガン(カーク・ダグラス)はオクラホマ州の小さな町の保安官。
 ある日、森のなかで妻がふたりのチンピラに襲われ、殺害されます。
 マットは犯人の残した馬の鞍を見て、それがかつての親友クレイグ・ベルデン(アンソニー・クイン)のものであることに気づきます。
ガンヒルの決闘① 
 クレイグは今やガンヒルの町を支配する牧場主。
 ことの真相を突き止めるためマットは汽車に乗り、ガンヒルに向かいます。
 ふたりが旧交を温めるのもつかの間、マットはクレイグの息子リックが犯人であることを直感し、クレイグはそれをごまかそうとして、気まずいものになります。
ガンヒルの決闘② 
 「こうなったら、リックを捕まえるしかない」
 マットは酒場に乗り込み、マットを捕まえてホテルの部屋に監禁します。
ガンヒルの決闘③ 
 これを聞いたクレイグは激怒。手下20人を引き連れてホテルを包囲。
 「マット、リックを釈放してくれ」
 「だめだ。今夜9時の列車で連行して、裁判にかける」
 「では、仕方がない」
 銃撃戦が始まり、手下3人がマットの銃弾に倒れますが、リックを窓際にやられてはクレイグもうかつに手が出せない。
ガンヒルの決闘④ 
 なんとかリックを取りもどそうと、行きの列車で知り合ったクレイグの愛人リンダ、さらにクレイグも部屋に入って交渉を試みますが、マットの意志は固く、交渉はもの別れに。
 「こうなったら持久戦だ」とクレイグ。
ガンヒルの決闘⑤ ガンヒルの決闘⑥
 あたりが暗くなって、事態が動きました。
 マットの妻を殺害したもうひとりの片割れリーが、リックを救おうとホテルに火をつけます。
ガンヒルの決闘⑦ 
 リンダの計らいでショットガンを手にしたマットはそれをリックの喉元に突きつけ、「手を出すとリックの命はないぞ」と馬車で駅に向かいます。
ガンヒルの決闘⑧ 
 駅ではリーが待ち構え、マットに発砲。弾はリックに当たり、咄嗟にマットも撃ったので、リーも倒れました。
ガンヒルの決闘⑨ 
 これを見たクレイグは、マックに決闘を挑みます。「抜け!」
 「よせ、オレはあんたを撃ちたくない」
 しかしクレイグは聞かない。
ガンヒルの決闘⑩ 
 両者ほとんど同時に発砲しますが、倒れたのはクレイグでした。
 「マット、息子をいい子に育てろよ」
 そういってクレイグは息を引き取りました。
ガンヒルの決闘⑪ 
 これはアメリカ西部劇のなかではかなり良質の作品です。
 妻を殺された怒りと悲しみを抑えて判断を法律に委ねようとする男とバカ息子を溺愛する父親、男同士の友情が巧みに描かれています。

 しかしこうした西部劇は今のアメリカでは一切つくれません。過去の作品を劇場で上映することも、TVなどで放映することもできません。DVD店でもほとんど扱ってないそうです。

 その理由は登場人物に人種構成上の偏りがあること、先住民(インディアン)の描き方が公平ではない(史実に反する)とのことで、過去の死物扱いです。

 それはその通りですが、いいものはいい。
 こういう作品を観られる日本はつくづく幸せだと思います。
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