2015.07.01 久里浜天神社
 京浜久里浜駅から「くりはま花の国」へ行く途中に「久里浜天神社」があります。
 全国各地にある菅原道真公を祀った天神様です。

 境内の「由緒書き」によると、ここは三浦半島に鎮座する88社の神社のなかでも唯一の天神様だとか。
久里浜天神社・鳥居 
 学問の神様だけあって、ご利益の「受験合格」「技芸上達」はわかるけど、「ぼけ封じ」?
 当方にとっては最も切実な願いごとではありますが。

 天神様には大てい牛がいるものですが、ここは珍しく道真公が乗っておられる。
 気品があって聡明なお顔立ち。
牛に乗った道真公 
 この牛は「願掛け撫で牛」といって、自分の患部と牛の同じ箇所を交互に撫でさすると「霊験あらたか」であるらしい。
 誰だ、そこで生殖器を撫でてるのは?
 そんなことをしたら牛さんが「もおーッ!」と怒るぞ。(それでも願いは叶えてくれる?)
願掛け撫で牛 

 それにしても、どうしてこんなところに天神様が?
 不思議に思いますが、これには込み入った事情があります。ざっと説明しますと……。
 この地はもともと芦原でなにもないところでしたが、江戸初期に大坂出身の砂村新左衛門 (1601~1667)が幕府の許しを得て、あたり一帯を開拓することになりました。
本殿 
 開拓は困難を極めましたが、ある夜新左衛門の夢枕に大坂の福島村天満宮の祭神・道真公と天照皇大神のお告げがあり、おかげで(?)新田開拓を完成することができました。
 新左衛門はその感謝を込めて、万治3年(1660)道真公をここに分霊して、天神社を創建したというわけです。
 天神様の御神木といえばふつうは梅ですが、ここは欅(ケヤキ)。
 ケヤキは大きく伸びるからねえ。
御神木 
 道真公といえばやはり学芸の神様。
 境内にはご幼少の折に詠まれたという歌の絵看板があります。
 「うつくしや紅の色なる梅の花あこが顔にもつけたくぞある」
 御年5歳ですと。
 私なら鼻水垂らしてピーピー泣いとった。
道真公の歌 
 できる人は小さいときから違うんですね。
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