いかにも盆栽村の街並を思わせるかえで通り。
 そのかえで通りに「さいたま市立漫画会館」があります。

かえで通り 案内図(かえで通り)

 ここは漫画家・北沢楽天の旧居を改築し、その功績を記念して建てられた会館です。

漫画会館 

 北沢楽天は明治9年(1876)に大宮宿(現在の大宮区)で生まれ、本名は保次(やすじ)。
 外国人向けの英字新聞社で西洋漫画の手法を学び、「時事漫画」や日本初のカラー漫画雑誌「東京パック」を創刊し、庶民の生活や世相をユーモラスな漫画で表現し、日本の職業漫画家第1号として活躍しました。
 1929年にはパリで個展を開催し、レジオン・ドヌール勲章を受章しました。

展示室① 

 その北沢楽天、太平洋戦争中には日本漫画奉公会の会長も務めています。
 これは当時の政府の国策団体。政治風刺を旨とする漫画家が戦争を正当化し、賛美する漫画を描くとは、その内面はいかばかりか、察するにあまりあります。

 終戦後、昭和23年(1948)、楽天は疎開先の仙台から郷里の大宮市に戻り、新しい自宅を「楽天居」と称し、ここで日本画を描く日々を送りました。昭和30年(1955)没。

展示室② 

 当館に展示されている作品は「撮禁」(=著作権のため)なので、ここに出すことはできませんが北沢楽天の漫画は政治風刺から家庭漫画と幅広く、後に手塚治虫や長谷川町子に影響を与えました。

 展示室には楽天夫妻がよく坐っていたという愛用の椅子があります。

楽天夫妻愛用の椅子 

 ここの庭にも出ることができます。
 それほど大きくありませんが、盆栽村の一角だけあって風情があります。

庭① 庭②

 ヤマツツジがきれいに咲いていました。

ヤマツツジ 

スポンサーサイト
Secret

TrackBackURL
→http://aitokodoku2.blog.fc2.com/tb.php/826-c99257ec