2015.04.30 四月の句会
 報告が遅くなりましたが、先日(かなり前)四月の俳句会が行われました。
 私の出句(経緯については04/03参照)は、
 ①肩先の触れで脈問ふ春の雨(兼題・脈)
 ②野点カフェ花びら浮かべ巴里珈琲
 ③酔ひてなをジャズにうたた寝春の宵
 ④年甲斐もなく待ち侘びて花の冷え


 結果は、
 ①……(0)
 ②……(1)
 ③……(0)
 ④……(2)
 (出席11名、出句44句、数字は票数)
 特選や宗匠からの〇はなし。

 宗匠の批評。
 ①これだと医者が患者の脈を取っていると思ってしまう(句友も「わかりにくかった」といっていた)ということで、修正句は、「春雨や脈はいかにと傘の内」
 なるほど、そのほうがいいのか。
 
 ②これはいろいろ詰め込みすぎ。しかも「野点カフェ」という表現は誰も望んでいません。
 ということで、「珈琲に花びら浮かべ巴里よ巴里」
 「巴里よ巴里」なんていやだな。それに「誰も望んでない」とはずい分じゃないか。
 そんなこというなら、こっちだって「まほろば」なんて金輪際望まないし、前回(宗匠の)特選を得た「=歌垣(かがひ)」なんて誰も望んでいなかった。望まれなくてけっこう。

 ③演歌ではなくジャズで救われた。春の宵だからね。「なを」は文語では「なほ」です。
ということで修正句は「酔ひてなほジャズにうたた寝春の宵」

 ④「年甲斐もなく」「待ち侘びて」が俗に流れています。もっと表現に磨きを、ということで修正句は「六十路なほ待ってゐたるが花の冷」
 唐突に「六十路」とはなんだ。これのほうがよっぽど俗っぽいぞ。
 ここはやっぱり「年甲斐もなく」のほうがいいと思うけど。(これは私見)         

 ちなみにこの回の最高得票句は、
 ⑤煙吐く浅間を背負ひ代田掻く……(4)〇〇
 ⑥花曇動脈赤き人体図……(4)〇〇
 ⑦少年のいつより無口花林檎……(4)〇

 ⑤に関しては、世田谷区に「代田」という町名があるので、てっきり「だいた」だと思っていたら「しろた」と読むんだって。田植えの整った田のことらしい。初めて知りました。
 こちらとしては何の実感もないので採らなかったけど、俳句やる資格なし?

 宗匠の特選句は、
 ⑧まほろばの四方を展きし春の鐘……(1)◎
 ⑨英字紙に包まれパンとかすみ草……(1)◎

 いずれも私は採らなかった。
 私が特選で採ったのは、⑩海女小屋に置かれて赤きランドセル……(2)〇

 房総あたりの海女さん一家の情景が伝わってきます。
 実はこれ、宗匠の作。作者がわかっていたら採ったかどうか。ここが句会の面白いところ。
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