埼玉の梅の名所といえば「越生(おごせ)梅園」があります。
 水戸偕楽園、熱海梅園と並ぶ、関東三大梅園のひとつ。
 面積2ha(東京ドームの敷地の約半分)、そこに白梅・紅梅取り混ぜて約1200本が植えられています。
越生梅園① 
 この梅園の由来は、観応年間(1350~52)にこの近くの梅野神社に太宰府天満宮を分祀した際、菅原道真公にちなんで梅を植えたことが始まりだそうです。
ミニSLも走る 
 それだけに樹齢200年以上の古木が園内に点在しています。その数約100本。
 古木は恭しく柵で囲ってあり、ありがたく見えます。(年寄りを大事にしろよ?)
古木 
 なかに「臥龍梅」(がりゅうばい)といわれる梅の木があります。
 木というのは上に伸びるものですが、これは横(あるいは下に?)に伸びるので、所どころ突っかい棒をして木を支えています。

 「臥龍」は寝ている龍という意味で、天にのぼる前に地にひそみ隠れていると解釈されています。それだけに人々はこの「臥龍梅」に畏敬の念をはらってきました。ところが……、
臥龍梅 
 解説によると、梅の木というのは200年をすぎると、幹が弱ってきて自分の体重を支えられなくなり、ドッテーンと横倒しになる。突っかい棒で支えるのはそのため。

 臥龍梅って、人間でいえば足腰立たぬ寝たきり老人のこと?
 それでいて花を咲かせるのだから、生殖活動だけはお盛ん。いやはや、おそれ入りました。
 (人々が畏敬の念を抱くのはそれか)
 越生梅園②
 ところでこの越生梅園、梅の本数はたしかに多く、由緒もあります。
 しかし紅梅の種類に関しては少なく、「見せる」という意味では「森林公園」の梅園には劣ります。ここに植えられているのは白梅を中心とした梅の実を採るための実質的な梅の木。
梅の木の盆栽販売 
 そのためかあちこちの売店で「当地名物」の梅干が販売されておりました。
 他には梅の木の鉢植えも。
 なるほど、ここは梅農家の一大産業。そんな顔が見えてきました。
梅干の販売 
 ということで私の一句、

 花を観せ実も商ひし梅の郷

 お粗末でした。
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