私のランニングが「世間的」に認知されたのは高2の体育の授業です。
 あるとき京都御所の一部を回る約4kmのタイムトライアルが行われました。タイムは忘れましたが、私は47人中8位。(なかにはセコいヤツも→参照

 「おッ、えらい早いやないか」
 体育の教師はビックリ。同級生からも意外な顔をされました。
 それもそのはず、私は体育が大の苦手。いつも「こんなしんどい科目なければいいのに」と思っていました。
運動場  
 そんな私にとって、この順位は快挙です。
 他人と比べることには興味のなかった私ですが、私より遅い陸上部員もいたので、秘かな自信になりました。
 「練習はうそをつかない」とは本当でした。

 このことはわがクラスでも知らるようになり、きたるべきクラス対抗駅伝大会の選手に推挙されました。それどころか、「お前、アンカーやれ」
 えッ、アンカーを?
 駅伝のなかでもいちばん大事なポジションです。各チームここに強力な選手を投入するというのに。
 「そんなの、自分がやっていいのだろうか」

 とはいえ他に早いメンバーがいたかどうか。
 タイムは事実だ、自信を持とう。そう自分にいい聞かせました。
母校
 駅伝のコースは、学校をスタートして京都御所を含む市街地を通過し、学校へもどるというものでした。
 ひとりが走る距離は4kmほどです。
 「これぐらいの距離なら、いつも走っているのと同じだ」

 アンカーの中継地点は御所のなかにありました。
 そこで待機しているのは(私を含めて)13人のアンカー。
 知っている顔もいれば、知らない顔も。彼らがどの程度走るのか、まったくわかりません。
 「競り合いになれば、勝てるだろうか」「抜かれたのでは目も当てられない」
 つい余計なことを考えてしまいます。

 「〇〇組、△△組。用意して!」
 係員が叫びました。私のクラスではありません。
 前の走者が駆け込んできました。

 「頼んだぞ」
 「まかせとけ!」
 待機していた他クラスのアンカーたちは、次々とタスキを受け取り、走って行きました。
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