今回私が特選で採ったのは、
 ①猫の背に小春居すはる神楽坂……(6)〇〇〇◎←宗匠の特選
 出席8名。自分の句は採れないので、7人中6人が採ったことになります。
 「猫の背」に小春が「居すはる」という表現が素晴しい。しかもその地が神楽坂。
 他の地名では考えられないほど、「神楽坂」が効いています。
 私は神楽坂の商店街ではなく、漠然と毘沙門天の境内が浮かびました。
神楽坂 
 これは友人(達人)の作。
 最初からそうだと思っていました。

 彼は他にも、
 ②京都には京都の雨の降る師走……(1)◎←宗匠の特選
 ③初髪や八坂詣の裾乱れ
 という句を詠んでいます。

 いずれも京都の情景を詠んだもの。
 京都は私の故郷なので、並々ならぬ思いがありますが、それは自分の内から出てくるもの。
 しかしこれは上っ面をなでられた感じで、こちらの内部には届かなかったため、採りません。
 ②は宗匠の特選を得ていて俳句的にはいい句なのですが、ふたりとも京都の人ではないから。
雨の京都 
 他に宗匠から特選を得たのは、
 ④人日のつるつる玉子かけご飯……(1)◎
 知らなかったけど、人日とは正月7日のこと。御節料理にも飽きて玉子かけご飯を食べたという句ですが、私は御節料理とは縁がないのでピンときません。

 今回つくづく自分の無知を痛感したのは
 ⑤笛吹けど踊らぬ世なり注連飾る……「注連」(しめ)→注連縄のこと。(これは知ってました)
 ⑥笛に舞ふ黒田節ぞや大旦……「大旦」(おおあした)→元旦のこと。
 ⑦かすかなる笛の音三保の初松籟……「松籟」(しょうらい)→松の梢(こずえ)に吹く風のこと。また、その音。松韻。
           
 あまり馴染みのないことばだったので採らなかった。他には「虎落笛」(もがりぶえ)も出たけど、無視。
八坂神社 
 今回①に匹敵する高得票と特選を得たのは、
 ⑧あらたまの底なき天を鳶の笛……(6)〇〇〇〇
 の句。
 この句は私も採りましたが、実はこれ、宗匠の句でした。道理で。
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