初句会に備えて、新年の句をつくらねばなりません。
 昨年暮れからいろいろとつくってきましたが、昨年末にUPした句はいずれも文章に合わせてつくった出まかせ句です。俳句としてはお粗末で、とても句会に出せる作品ではありません。


 新春の兼題は「笛」。
 予想されるのは「虎落笛」(もがりぶえ)。俳句の世界ではよく使われる冬の季語です。
 「冬の激しい風が竹垣や柵などに吹きつけて発する笛のような音」(goo辞書)だそうですが、私としては日常使わないことばなので句に使うことはないし、選句でも採りません。


 とはいうものの、「笛」単独で句をつくるのはけっこう難しい。
 そこで浮かんだのが、
 ①塾帰り笛持つ少女夜寒かな
 この少女の持つ笛とは、痴漢対策用の笛です。


 珈琲好きは年明けも珈琲。それも取って置きの珈琲の飲み初め。
 ②年明けて珈琲豆の封を切る→年明けてセレブ珈琲封を切る
 さらに、
 ③我が家では雑煮の後は熱珈琲

ブラック珈琲 

 初詣の句も詠みたかったので、
 ④初詣晴着娘のコンテスト
 こんなのもつくりました。
 ⑤夫知らず縁切り寺へ初詣


 三が日は駅伝を観るのが楽しみ。それも単に観るのではなく、気分は解説者、さらにコーチ、監督になっている。そこで、
 ⑥駅伝のにわかコーチや三が日


 初句会なのでそれも詠みたい。
 しかしつくる側からの句はよくあるので面白くない。そこで宗匠の立場からの句を。
 ⑦特選の大盤振る舞い初句会→「大盤振る舞い」をやめて「大奮発や」に。
 これは昨年暮、宗匠の特選乱発(お歳暮?)に味をしめて、今回は「お年玉」を要求?


 <推敲>
 ①を手直しし→①’塾帰り少女笛下げ冬きりり

 ②はつまらないのでボツ。
 ③はあまりに説明的。しかも「雑煮の後」は月並みなので、もう少しインパクトのある句にしようと、③’屠蘇代わりブラック珈琲我家流、に。さらに変えて……。

 ④はボツ。
 ⑤は新年早々あまりに剣呑なので「縁切り寺」→「ぽっくり寺」に。そうなると上五が難しい。「念願の」とか「覚悟して」も変だし、「是非もなく」もしっくりこない。そこで……。

初詣風景 

 ⑦はこれでいいのではないか。宗匠への脅し(?)にもなるし。
 (⑥は他の三句との比較でボツ)


 ということで、最終的に次の四句になりました。
 ①塾帰りの少女笛下げ冬きりり(兼題・笛)
 ②年酒よりブラック珈琲我家流
 ③埒もなくぽっくり寺へ初詣
 ④特選を大奮発や初句会

スポンサーサイト
Secret

TrackBackURL
→http://aitokodoku2.blog.fc2.com/tb.php/722-9dee5da4