2014.08.18 小坪漁港
 前出「リビエラ逗子マリーナ」の近くに小坪漁港があります。
 位置的には逗子海岸と鎌倉材木座海岸の間の小湾・小坪湾にあり、逗子市内の唯一の漁港です。
 同漁港の歴史は古く、鎌倉時代から魚介類を供給していたとされています。
 昭和27年に第1種漁港と指定され、昭和30年には逗子市が漁港管理者に指定されました。
小坪漁港
 とはいえ、あまり大きな漁港ではない。
 引き上げられている船の数もそれほど多くなく、小ぢんまりしています。
小坪漁港内部① 小坪漁港内部②
 浜のなかほどで棒を振り回していたおじさん。
 なにをしているのだろうと見ていると、棒の先に絞った網がつけられていて、それを引っ張り上げました。なかには貝がビッシリ。
作業する漁師
 「なにを採ってるんですか?」と聞くと、「ヤドカリだよ」
 「ヤドカリ?」
 網のなかを見ると、詰まっているのはサザエ。
 これをこちらではヤドカリというのか。
引き上げられた網
 もっともここの漁業は「獲る漁業」から「育てる漁業」が主で、アワビとサザエの稚貝を放流して、大きくなったら採取することから、「ヤドカリ」と呼んでいるのかもしれませんが。

 他には5トン未満の漁船による覗突(みづき)、採藻(さいそう)、わかめ養殖、刺網(さしあみ)等の沿岸漁業だそうです。
 覗突漁とは足で舟を操り、身を乗り出し、口にくわえた眼鏡を通して水中を覗きながら、モリでサザエやアワビ等を採るという伝統漁法。面白そうですが、現代の漁からすると能率が悪そう。
浜小屋の裏

 しかしここは風情があります。
 昭和25年ころには松ノ木が植えられた素朴な漁港だったのが、今は堤防があり、向こう側には「リビエラ逗子マリーナ」の瀟洒な建物が見えます。
昭和25年ごろの小坪漁港 現在の小坪漁港
 この対比がなんといっても素晴しい。
 腐っても鯛? 歴史ある漁港の底力を見たような気がしました。
スポンサーサイト
Secret

TrackBackURL
→http://aitokodoku2.blog.fc2.com/tb.php/594-356fac62