京急横須賀中央駅のとなり(三崎方面)は「京急安浦駅」でした。
 ここはかねてより興味のある場所でした。安浦カフェー街(赤線地帯)のあったところ。
 いわゆる風俗街。
市街地①
 神奈川県の風俗街として有名なのは川崎堀之内、横浜初黄飲食街、横須賀安浦カフェー街。
 川崎、横浜はよく知ってるけど、ここは初めて。

 「しかし、それらしき風情は……」
 安浦三丁目あたりがそうだと聞いていましたが、跡形もない。
 所どころに古びた家や、飲食店などがありますが、これがそうだと断定できないほど変わっています。
傾いた家

 駅名は平成16年(2004)、「県立大学駅」に変わりました。
 前にも述べましたが、谷津坂→能見台と変えたように、駅名を変えることによって地域のイメージチェンジを図るのは京急お手のもの。(東武だって玉の井→東向島と変えてるけど)
建立大学駅

 安浦神社。
 これは当時からあったはず。遊女や業者、そして客などがお参りしたことでしょう。
 吉原遊廓(東京)にはやはり吉原神社があったし。
安浦神社

 大通りに救世軍の建物を発見しました。
 遊廓あるところに救世軍あり。
 救世軍は昔から廃娼を訴え、遊女の駆け込み寺的な存在になり、業者と対立しました。
 吉原では山室軍平(1872~1940)が第一線に立ち、業者の凄惨な暴力を受けながらも、廃娼運動を続け、数人の遊女を堅気にもどしました。(のちにその40%ほどは遊女に逆もどり)
救世軍
 山室たちの行動は、当時遊女の置かれていた状況からすれば立派だと思いますが、自由意志で職業を選べるこの時代、敢えて風俗嬢を目指す女性がいることを山室はなんと思うでしょうか。

 さらにいうなら、横浜の某風俗チェーン店は寮や託児所など福利厚生施設が充実して、ガールズ・プアの救世主のような存在です。
 これは私自身が実際に取材したことであり、またNHK「クローズアップ現代」(14/01/27)でも取り上げていました。
 これを知ったら、山室は草葉の陰で「そうか、それはよかった」と微笑むに違いない。
市街地②
 
 そんなことを思いながら、「県立大学」駅をあとにしました。
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