2014.05.14 五月の句会
 先日、五月の句会が開かれました。
 私の出句は
 ①大道芸言葉も濡らす春の雨(兼題・言)
 ②往きし人運ぶ疎水の花筏
 ③つつじ苑老女をモデルに化したり
 ④藤棚や隙間に宇宙の覗きをり

藤棚(ふじみ野市にて)

 ①は横浜野毛の大道芸。観衆の前で口上を述べているとき、雨が降ってきた。しかしやめるわけにはいかない。こんななかでしゃべると言葉も濡れるだろう、という意味です。
 ②故郷・京都で同窓会に出席した翌日、疎水に流れる桜の花びらに、逝った友のことを詠んだもの。「友」にしなかったのは句が甘くなるとのことで「人」にしました。
疎水の花筏(京都・哲学の道)
 ③満開のツツジの前では女性たちははしゃぎます。年配の女性も互いに写真を撮ったりして。その様子を詠んだもの。
 ④藤棚を下から見上げると、その隙間から空が見えました。しかし空では芸がないので宇宙にしました。

 結果は、
 ①……(2)〇
 ②……(0)
 ③……(0)
 ④……(1)〇
 (出席10名、出句40句。カッコ内は票数、〇は特選)

 票数は少ないけど、①④には〇をいただきました。
 ①春の雨はしつこい。その雨にやられて「言葉も濡らす」としたところに実感があふれています。(〇を入れた人)
 ③意図はわかりますが、老女ということばはよくない。嫗(おうな)? うーん、これもねえ。(先生)
つつじ苑(根津)
 ④これは「宇宙が見える」というところにスケールの大きさを感じました。(〇を入れた人)

 票はそれほど多く獲れなかったけど、特選ふたつも入ったので、前月よりはいいかな。
 「やはり旅してきた甲斐がありましたね。先月よりひと皮剥けてます」とは①に〇を入れてくれたご仁の個人的見解。本当かなあ。(そんな実感はありません)
大道芸(横浜野毛にて)

 ちなみに今回の最多得票句は、「木登りを知らずに育ち柏餅」(5)〇
 今の子どもたちは木登りせず、柏の木も知らないくせに柏餅は食べる、という意味ですが、甘いものは食べないので、私には無関係。パスしました。

 私が〇を入れたのは「たてがみに立夏の光耀(かがよ)へり」(2)〇
 荒々しい馬のたてがみに強い陽光が当たって輝くという野性味あふれる句です。
 「ひらがなではなく、漢字で鬣(たてがみ)にしていたら取ったのに」と先生。
 私はむしろ逆。そんな難しい字を使われたら取らなかった。
 このあたりが俳句初心者の反発心?
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