二次会は木屋町三条のとある飲食店。
 いったん部屋に帰り、出席者リストや式次第の印刷物を置いて受付にもどると、大半は二次会のほうに向かっていました。
 「店名は聞いてないぞ」というと、写真家の永野一晃君が「オレ知ってるから一緒に行こ」

 というわけで、彼と同道して会場に向かいました。「歩いても知れてる」
 御所を突き抜け、途中彼は桜の写真を撮りながら、裁判所前へ。「桜はもう終りかけやな」
 仕事の話をしながら、寺町通り→市役所前→三条通り→木屋町へ。
御所のぼたん桜

 会場に入ってみると、すでに満員。定員50名のところ、我われで65番目。
 「今ごろきても、席はあらへんぞ」
 といわれても意に介さず、強引に割り込みました。「東京のヤツは強引やな」との声も。
                         *
 「あれから俳句続けてるよ。しかし一向に腕は上がらず、これまで最多得票はたった2回」
 京都の俳句の宗匠に報告しました。3年前私の句をボロクソにけなした女性です。
 「結社に入ってんの?」
 「いや、地域の公民館でやってるんや」
 「そらよかった。続けよし」
 こちらとしては「ははーッ」という気持ちです。
                         *
 「Iさんだよなあ、1年のとき同じクラスやった。バレーボールではお世話になりました」
 クラス対抗の球技大会でバレボールに出場した私たちは、当時バレーボール部にいたIさんの指導を受けました。そのお礼がいいたかった。
 Iさんの指導は厳しかったけど、女性特有のやさしさもあり、我われ素人集団はメキメキと上達(?)していきました。
 「試合ではF君のブロックも飛び出し、負けたけど悔いはなかった。むしろ爽やかな感じやった」
 「せやったかなあ。もう忘れてしもた」
母校の運動場
 Iさんは勤めてからも、結婚して子どもが生まれてからもバレーボールを続け、子どもにもやらせました。娘はバレーボールで大学へ行き、海外遠征もしたのですが、今は家庭に入り、「バレーなんて、本当は大きらいやった」といってるそうです。
 「バチ当たりな娘やな。でもそのうち、お母さんに感謝すると思うよ」
 「そやったらええにゃけど」

 Iさんとふたりでアッちゃんという女性のことを話していたとき、そばにいた友人が気を利かせて彼女を連れてきました。
 クラスの仲間7~8人で大文字山に上ったことがありました。しかし途中で雨に降られ、やむなく下山しました。そしてみんなで近くのアッちゃん宅へ。そこでミニクラス会(?)
 「みんなズブ濡れやったもんな。あれは助かった。しかも紅茶までご馳走になって」
 「そやったかなあ」
 「あの紅茶は美味かった」
大文字山
 このときはIさんも参加していて、後日彼女からていねいな礼状がきたそうです。
 しまった、こっちはそんなことまるで無頓着だった。
 「でもいいよなあ。今、こうしてお礼がいえるわけだし……」

 永年いえなかったお礼がいえるのも同窓会の功徳。
 「また会おう。それまではなんとか生きていよう」
 再会を期して別れました。
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