Jリーグ史上初の無観客試合。
 その原因は浦和レッズのサポーターが掲げた「JAPANESE ONLY」の横断幕です
 年配の方は「これのどこが悪いの?」と思われるかもしれません。

 私の覚えている限りでは、北海道の銭湯での「外国人お断り」
 わずか10数年ほど前のことです。東京では考えられない。
 「外国人は(日本の)入浴のマナーを知らないから」というのが業者のいい分ですが、それならマナーを教えればいいこと。これは明らかに差別です。
 当時問題になり、今では北海道も撤廃されているはずですが……。

 お恥ずかしい話ですが、このようなことは私の身内でもありました。
 ある親戚の長老は西洋人を「毛〇」と呼んでいました。
 差別意識はそれほどなかったようですが、昔の人にはこういうことには無神経なところがあり、受け取る側からすればやはり差別です。

 あるとき子どもと一緒にTVの歌謡番組を観ていて、欧陽菲菲が歌っていたら、「こいつは三●人だ」
 困ったな、と思ったものの黙ってました。
 当時息子は小学生(高学年)。
 まさかこのジイさんに同調することはあるまいと思いましたが、息子とはこの種の会話はなかったので、どのように受け止めるのか……。

 息子は知らん顔をしていましたが、私と顔を合わせた瞬間ニコッとしました。その顔は「オレはこのジイさんには同調しないよ」と語っていました。
 コイツ、わかっている。私は安心して、その後もこの種のことを話すことはなかったのです。

 私はこれまで息子に善悪や道徳的なことで叱責したり、説教したことは一度もありません。
 (性格的なことでの注意は一度あります)
 私自身品行方正な人間ではありませんが、少なくとも差別的な表現はしてこなかった。
 子どもはそれをちゃんと見ているのだと思います。

 この長老に対しては、「自分がこの年齢になったら、こんな(差別するような)人間はいなくなるだろう」と思いました。

 ところが先日の「JAPANESE ONLY」の横断幕。
 基本的なことはなにも変わってないのではないか。ガックリしました。
                              *
 余談ですが、我われの子ども時代、近所の銭湯では入墨オヤジが平気で入っていました。
 私の住まいは京大キャンパスの近くで文教地区でしたが、それでも何人かいました。「肌が茹で上がると墨の色がサエるんや」と紋紋を自慢してました。
 今ではどこの銭湯やサウナでも「入墨お断り」との貼紙があります。

 こうしてみると、変遷したのはこれしかないのでしょうか。
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