2014.03.08 三月の出句
 今月も俳句会があります。三月になったのだから、春らしい句をつくりたい。
 そこで梅を題材にしたのですが、思い出すのは越生梅林。あそこはもともと食用の梅をつくっているところ。花が咲いたときはそれを見せて金を取り、さらに梅干を販売して収入を得る。
 そこで①「花見せて実も商ひし梅の園」
越生梅園と客
 
 とはいえ私には2月半ばの大雪のことが印象としては強烈です。
 私の近所は公共心旺盛な人が多いので、いつ通っても誰か雪かきしています。こちらはゴミ捨てに出たとき、申しわけ程度にちょこっとやっただけで、あとはまったくやらず。
 そのため雪かきしているところを通るのは肩身が狭い。
 そこで詠んだのが②「雪掻きをする人避けて迂回かな」

 さらに雪解け道は歩きづらい。雪のところは靴が埋まるので車のわだちを歩きます。
 ところがうしろから車がくると、車に譲らねばなりません。
 そこで詠んだのが③「歩行者が車に追はれし雪解(ゆきげ)道」

 暖かくなったので、個人的な感想として④「リハビリの腕軽やかに春日和」

 春の午後、テーブルに置いた珈琲が残ったのを見て⑤「テーブルの珈琲残りし春日和」
テーブルと珈琲

 今月の兼題は「九」。これは詠み込みにくい。
 くねくねと曲がった道を九十九(つくも)というそうですが、そんなことばは使い慣れてない。そこで出てきたのが「九度参り」。これは熱心にお参りするという意味です。
 これを使って⑥「受験生勉強よりも九度参り」と詠みました。

 <推敲の結果>
 ①はボツ。
 ②はさらに書き直し、「迂回」よりも「その間は外出しない小心ぶりに変えました。
 ③歩行者を「歩く人」に。
 ④もボツ。
 ⑤は状況を表現しました。
 ⑥は受験生→受験前、勉強→御浚(おさらい)に変えました。

 というわけで、次の4句を投句することにしました。
 ①雪掻きの音止むまでは家の中
 ②歩く人車に追はれし雪解道
 ③語らひて珈琲冷めし春の午後
 ④受験前御浚よりも九度参り


 この句が通用するのか、楽しみです。
スポンサーサイト
Secret

TrackBackURL
→http://aitokodoku2.blog.fc2.com/tb.php/441-7646db6c