先日、教育評論家の尾木直樹さん(尾木ママ)がTVの番組で、「実はイジメた子もトラウマで悩んでいるんです」といっておられました。
 小中学生のころ、イジメの側に立っていた子が20歳ごろになって、「ぼくのやっていたことはイジメだったんだ。取り返しのつかないことをやってしまった」と悩むといいます。
 また加害者だけではなく、傍観者の立場にいて、「イジメられるのが怖かったから、助けられなかった」という悩みも多いそうです。

 傍観者の悩みはよくわかります。
 中1のとき、クラスにKという男子がいました。
 Kは成績もよく、それなりに人気があったので学級委員をやっていましたが、なぜかNという女子を徹底的に攻撃しました。
 それは主に「鉛筆がなくなった。お前が盗ったんだ」「ノートにいたずら書きがしてあった。お前がやったんだろう」というものでした。

 Nの傍の席にいた私には「いいがかり」に思えました。
 Nも気丈な子で、泣くこともなく、その度いい返しましたが、Kは学級委員という圧倒的に優位な立場、誰もNに味方する者はいません。

 私は何度Kに「イジメはやめろ」といおうとしたことか。
 しかしいえなかった。いうと「なんや、お前はNが好きなんやろ」といわれそうな気がしたから。
 このときのことを思い出すと、私は今でもいたたまれない思いです。
 このKに関しては一度だけ理不尽な暴力を(Kの手下から)受けたことがあるので、私も被害者です。

 しかし加害者が悩んでいるというのは本当か。
 それは尾木先生に相談にきた元加害者はそうでしょう。しかしなかには悩まないヤツもいるのではないか。
 Kに関して、私は高校も同じでしたが、そのようには思えず、他の友人の話では、大学に入っても(D大学)けっこう調子よくやっていたとか。
 それどころか小学校の同窓会では、「あのころは楽しかったな」と上機嫌だったそうです。

 2年前の中学校の同窓会に出席したとき、Kはこなかった。
 私はぜひ会いたい。
 遺恨を晴らすというのではなく、「お前、人をイジメて楽しかったか」と聞いてみたい。
 イジメを受けた側にはその資格があり、イジメた側には答える義務があると思います。
 その時効はありません。
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