リハビリは午前と午後、約40分ずつ。
 療法士さんにマッサージされて、筋肉の曲げ伸ばしをやらされるのですが、それだけではなく、「自主トレ」というのを課されます。

 初期のころに課せられた自主トレは、お辞儀する格好で右腕を振り子のようにブラブラさせるものでした。
 このとき肩の骨がゴキゴキッと音がして痛い。けれどもそれを続けていくと、ゴキゴキはなくなり、痛さもなくなってきます。毎回これのくり返し。
 そして歪んだ肩甲骨を元にもどすために、肩甲骨のみを寄せる。
 これが難しい。というのも肩甲骨を寄せるに際して、ふつう腕を使いますが、それだと本当に肩甲骨を寄せることにならないそうです。
三角巾  
 左足はギプスをしているので、足を伸ばしたまま上下、左右に動かす。さらに腹筋運動を自主トレに課されます。

 私は最初「リハビリだけやっていればこと足りるのではないか」と思ったのですが、これは大間違い。
 というのは療法士さんの施術によって、いくら縮んだ筋肉が伸ばされ、軽くなったとしても、1~2時間後には硬くなってくるので、 小まめに運動する必要があるのです。

 また療法士さんの施術の効果を上げるためにも、自主トレはしておいたほうがいいのです。
 療法士さんに施術されるリハビリを授業とするなら、自主トレは予習復習と考えるようになりました。

 さて、腕の三角巾が取れ、ギプスが外れると、可動域が広がるので、いよいよ本格的に筋肉の曲げ伸ばしが行われます。その分痛みが伴います。
 その痛みとは、(怪我によって)カチカチに縮んだ筋肉を正常に伸ばすときに生じる痛みです。だからこの痛みは、動かせることへの代償と考えるしかありません。
 それに今その代償を支払っておかないと、後になればなるほど、筋肉は曲がったまま固まり、本当に動かなくなります。(動かすにはもっと大きな痛みが伴う)
 まさに「いつやるか、今でしょう」

 この段階になると、いろんな運動を教えられ、自主トレはより複雑になります。

 忘れられないのは、仰向けになって右肘を床に着け、前後に倒す運動。
 とくに後ろには、肩の筋肉が縮んでいるため、倒れるのはせいぜい60度ぐらい。
 そこで左手を抵抗物にし、右手で押し返す。すると右肩が柔らかくなるので、左手で押すと60度以上倒れるのです。
 これは猛烈に痛い。しかし少しずつくり返していると、50度、40度、30度……と手の甲が床に近づくようになります。
 「なんとかして週末には床に着けたい」
 そんな思いで水曜日には30度を越え、木曜日には20~10度。そして金曜日には手の甲が床に着きそうだったので、痛さも忘れ、左手でグイと押し込んで着けてしまいました。
 やった!
 むろんこれで終わりではなく、くり返しやらなければまた硬直しますが、「ここまでできた」というのは大きな前進で、今後の自信になりました。

 私の感想では、療法士さんの施術によるリハビリはそれほど痛くない。
 それよりも自主トレのほうがはるかに痛い。
 しかしその痛みに耐えなければ絶対に回復しない、ということを痛感しました。
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