2013.09.11 七月の出句
 今となれば2ヵ月前になりますが、この月は思いつくままに多くの俳句をつくりました。

 ①故郷の裏庭の百合置き去りに→引っ越して裏庭の百合置き去りに
 若かりし日、故郷への未練を断ち切って上京してきた心境を詠みましたが、故郷にとらわれず、人との別れを詠んだつもりです。

 ②梅の酒甘さが短所とリカー足し→リカー足し甘さ抑えし梅酒かな
 昔は梅酒をよくつくりました。また人からもよくもらいました。
 ところが人にもらった梅酒は、オン・ザ・ロックにしてもやたら甘い。
 いくら梅酒は身体にいいといっても、こんなに甘くてはいいわけがない。
 そこでもらった梅酒に約4倍の焼酎(乙類)を注ぎ足して、「梅酒」を再生産しました。
 こうすれば甘さはかなり抑えられます。しかも甲類と違って「吉四六」「いいちこ」など天然の焼酎だから、美味いのなんのって。
 「次はなんで割ろう」という楽しみもあります。

 ③明日カレー炒め玉葱つくりし日→明日カレー炒め玉葱つくりし夜
 玉葱を細かく刻み、こげ茶色になるまで炒める。
 これがカレーの基本ですが、いちばん面倒な工程でもあります。夕方からつくり始めてやっと夜でき上がった。「明日はいよいよカレーをつくるぞ」という決意を込めた句です。

 ④茄子炒めテカリ求めて油足す
 ⑤暑苦し傍に寄るなと妻が言ひ→暑苦し寄るなと言はれる年になり
 ⑥紫陽花や色は褪めてもまだ主役
 ⑦庭園のブルーシートも紫陽花に
 ⑧蓮開く朝一番の褒美かな→蓮開く朝一番の冥加かな
 蓮は朝早く咲く花。昨年は伊佐沼(川越市)の蓮を見に、朝早く自転車を飛ばして行ってきました。おかげで一面の蓮を見ることができました。
 「褒美」では自分を甘やかしている感じだったので、「利益」(りやく)も考えましたが、結局「冥加」にしました。
伊佐沼の蓮 
 このなかから太字の五句を選び、さらにふるい落として、次の三句が残りました。

 ①引っ越して裏庭の百合置き去りに
 ②明日カレー炒め玉葱つくりし夜
 ③蓮開く朝一番の冥加かな


 この三句を投句しました。
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