I病院の救急室に入りました。
 救助隊員から報告を受けた初老の医師は、私からも事情を聞いて確認すると、
 「早速レントゲン写真を撮ります」

 右肩と左足首を、角度を変えて何度も写真を撮られました。
 そしして初老の医師との面談。

 医師はレントゲン写真を見せて、「左足首は粉砕骨折。右肩は上腕部が4~5ヶ所剥離骨折。明日手術。即入院だよ」
 エーッ、骨折だったのか。
 これまで私には骨折の体験はなく、人の骨折話にも「自分には無関係」と思っていました。
 これは骨折の痛さだったのか。
I病院の救急室入口
 救急室からそのまま車椅子で運ばれ、着いたところは9階の整形外科病棟の4人部屋の窓側のベッド。右腕は三角巾とバストバンドで固定され、左足は脹脛から踵、足裏を固定する簡易ギプスで固定されてしまいました。
 「明日の手術の説明をしますので、家族の方を呼んでください」
 看護婦さんにそういわれ、やむなく都内に住む息子に連絡。
 息子は少しおどろいた様子でしたが、動じることもなく、夕方にきてくれました。

 息子とふたりで受けた主治医の説明によると、右上腕骨は剥離した部分をつなぐため、骨の内側に金属の支柱を入れ、ズレないように数ヶ所ボルトで固定する。手術は全身麻酔。
 左足首粉砕骨折に関しては骨片が小さいのでギプスで固定し、自然に骨がくっつくのを待つというもの(6週間)。

 6週間というと、退院は8月20日。
 えッ、そんなに長くかかるの? こっちは10日ぐらいで出られるかと思ったのに。
 それに対して息子は、「なにいってんの。これは大変な怪我だよ。肩に関しては20日でも完治しないって」
 うーん。

 そのとき初めてことの重大さに気がつきました。
 そうか梯子段から落ちたとき、とっさに右手で手すりをつかんだため、瞬間的に全体重が右腕にかかり、バキバキッと折れたのだ。
 しかし、もし手すりをつかまなかったら、別の落ち方……もんどり打って真っ逆さまに落ち、後頭部を床に叩きつけていた、かもしれない。 
 そうなれば命はない。たとえ助かったとしても、延髄を折って下半身不随に……。
 そう思うとぞっとします。。

 むしろこの程度の怪我ですんでよかったのだ。
 そう思うことにしました。
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