7月8日(月)夕方。
 暑い日でした。その日はクーラーを25℃に設定し、同時にロフトの上から下に向かって扇風機を当てていました。
 「扇風機の角度が変だ」
 そう思って梯子段を上がり、扇風機に手を伸ばそうとした瞬間。
 グラリ。
 頭上から扇風機が落ちてきました。
 いかん。そう思って扇風機を押さえようとしたところ、
 フワーッ。
 自分の身体が宙に浮き、ダダーッと床に叩きつけられました。
 「…………」
 どうなった?
 右肩が痛む。しかも動かない。脱臼したな……。
 歩こうとすると、左足が痛む。これは捻挫か……。
 まったく身動きが取れなくなりました。

 やたら脂汗が出る。
 起きると苦しいので寝たままなのですが、右肩が開かない。そのため右腕がドサリと自分の腹の上に乗っかっている。
 重い。なんの役にも立たない自分の腕というのは、こんなに重いものなのか。
ロフトの梯子段
 私はかねてより、循環器系の病で倒れたとき、悪あがきはせずに、薄れ行く意識のなかで従容として死につこうと考えていました。ひとりであっても、孤独死は望むところ。
 漠然とではあるけど、そんな覚悟はしているつもりでした。

 しかし、これはなんだ。はっきりと意識はある。それだけに痛い。
 それでいて、死ねない。そんなバカな。
 そのとき湧き起ったのは、理不尽さに対する怒りのような感情でした。

 こんなことでくたばってたまるか。

 なんとしても生きてやるぞ。
 以前から考えていた私の「覚悟」などつくづくいい加減なものですが、平常時は「従容として死を迎えよう」と思っていても、いざそのときになると人間には「生きよう」とする意欲が湧き起ってくるのではないか。

 とはいえこの意欲があったからこそ、右肩の傷みにひと晩中耐えられたのだと思います。
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