| Home |
2018.10.07
南太田の常照寺
お三の宮日枝神社をあとにして山王橋(大岡川)を渡り、少し歩くと京急南太田の駅に出ます。
「おや?」
駅の高架ホームの下、寺の山門らしきものが見えます。(郵便局の車が止まっている)
このお寺は駅の下にあるのか?
郵便局の車が去ったあと、改めて山門を見ると、山門の先は天井が駅のホームで10mほど被さっているけど、それを抜けると広場に出て、すぐ目の前には石段が。
石段の上には、これまた立派な山門(重玄門)。
圧倒されました。
重玄門をくぐると再び石段。それを上ってようやく本堂に着きました。
この本堂はどっしりとして、なかなかの趣きがあります。
とりわけ唐破風の三連造りが独特の雰囲気を醸し出しています。
ここは常照寺(じょうしょうじ)といって日蓮宗の寺院。山号は西中山。
創建は明治元年(1868)なるも、明治43年(1910)裏山の崩壊によって本堂が倒壊、大正6年(1917)に再興されるも、大正12年(1923)の関東大震災で再び倒壊。現在の本堂は大正13年(1924)に再建されたもの。
苦難の歴史をたどっているようです。
欄間の飾りや、柱に施された木彫りの獅子は迫力があります。
パッと見には駅のホームに圧迫された妙な寺? とのイメージですが、入ってみるとこんな立派なものが見られるとは。
これは本日いちばんの収穫ではなかったか。
スポンサーサイト
| Home |