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 岐阜市の病院で、入院患者が熱中症の疑いで相次いで死亡するという事件が起こりました。
 亡くなった患者はいずれも80代の高齢者で、エアコンが故障したため扇風機で涼を取っていたという環境にあったとのこと。
   

 連日の暑さのため、熱中症で死亡する高齢者が増え、TVのニュースなどでも、「エアコンの使用をためらわないでください」と再三注意を呼び掛けていたというのに、人の命を守る病院がそれを無視してたとは。呆れるばかりです。
    

 それなのに院長は記者の「猛暑と死亡に因果関係があったとは思いませんか」と聞かれても、「元が非常に恐ろしい病気なので」と因果関係を否定しました。
 恐ろしい病気だったら、なおのこと温度管理には気を遣うだろう。
   

 エアコンが使えなくなって扇風機で間に合わせたという理由に、「冷房をいやがる高齢者もいたため」というのがありますが、これはまったくの詭弁。
 年寄の冷房ぎらいは経済的な理由と、一種の偏見。
 たしかに人工的に冷やすのは不自然で(長い目で見れば)健康に悪いかもしれない。
 しかし気温が人間の体温以上に上昇して、このままでは命に関わるというとき、何はともあれ気温を下げるのが先決だろう。
 そんなことは病院なら百も承知のはず。
     
 私は5年前、不意の骨折事故で7~8月の2か月間入院を余儀なくされました。
 院内はどこもエアコンが効いていました。
 私は右上腕骨剥離骨折で、骨のなかに金属の支柱を入れる手術を施されました。
 術後、その金属を入れたところにエアコンの冷気が当たって妙に凍みる。
 そこで担当医にエアコンの温度を上げてほしい、と訴えたところ、「それぐらい我慢しろ」というようなことをいわれました。
 患者全体の命を守るためには一個人の「好み」など二の次だというわけです。
 むろん病院としてはこれが正しい。
   

 高齢者にとって気温上昇は命取り、これは医療関係者なら承知の事実です。
 とくに熱帯夜は危険。
 私は今月の2日と23日に遠出をしましたが、とくに2日(鎌倉~逗子徘徊)は帰宅した午後8時30分すぎ、一日中締め切っていたため室内はムアーッと暑く、扇風機をかけても熱い空気をかき回しているだけ。エアコンをかけてもなかなか冷えない。
 身体は疲れ切っているのに、暑くて眠れない。汗がだらだら出る。息がつまる。心臓の鼓動がおかしい。
 ひょっとしたら、これで脳梗塞か、脳卒中でこん睡状態に陥るのではないか、と焦りました。
 幸い、翌朝無事に目が覚めましたが。
 しかしこれは冷房を利かせたからで、扇風機だけだったら果たしてどうなっていたことか。
   

 ちなみに岐阜の病院は昨日(08/29)になって冷風機6台を購入し、高齢者をエアコンのある新館に移したとか。やっぱり高温との因果関係を認めているじゃないか。
 このあたりの詭弁・強弁に悪質なものを感じて、県警が捜査するようになったと思われるけど、病院関係者は果たしてそれを認めるか。
 あの調子では、のらりくらりといい逃れすると思います。

     

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