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 連日の猛暑による熱中症で多くの方が亡くなっていますが、その多くは高齢者。しかもほとんどがエアコンを点けてなかったといいます。
     

 あるひとり暮らしの高齢者は、エアコンが故障していたため息子が修理を寄こしたところ、「ワシは冷房が嫌いなんじゃ」と断り、そのために熱中症で死亡したとか。
 これなどは冷房嫌いが熱中症死を招いた典型例ですが、ことほど左様に冷房嫌いの高齢者は多い。
 その理由として「冷房は(自然のものではないから)身体によくない」「体質に合わない」というのが大半ですが、果たしてそうか。
  

 もう亡くなりましたが、親戚に頑固なジイさんがいて、この人は徹底的な冷房嫌い。
 息子家族と同居した際冷房は設置されましたが、息子家族が出て行ったあとはほとんど点けることはなかった。いわく「ワシは冷房が嫌いなんじゃ」
 その理由として「あんなものは(自然のものではないから)身体によくない」といってましたが、このことばには欺瞞があります。
     

 というのも他所(商業施設、公共施設、あるいは他人の家)に行くと、そこでは冷房が効いているのに、「ワシは冷房が嫌いなんじゃ」とはいわない。むろん極端に効いているところはいやがったかもしれないけど、意外に冷房による涼しさを満喫していたフシもあります。
 つまりこの人は「自分の家で冷房を点けるのは嫌」なのです。その理由は、電気代が嵩(かさ)むから。
      

 実は私も以前は「冷房は体質に合わない」派でした。
 喫茶店などで冷房がガンガン効いているところなど、30分もいられないほどでした。(店によっては客の長居防止のため、わざとガンガンに効かせているとも)。
 しかし年取ると、そんなことはいってられない。まずこの暑さを避けることが肝心。そのためには、自然も人工もない、というわけでここ数年、猛暑日には冷房を点けています。
 すると電気代がグンと跳ね上る。私の住まいでも3000円は確実に上がっています。
 年金暮らしの高齢者にとってこれは痛い。
    

 しかしこれら高齢者は、冬の暖房費は意外にすんなり払っているようで、エアコンではなくても灯油などで月3000円ぐらいは出費しているようです。
 高齢者はどこか「寒さは耐えられないけど、暑さは耐えられる」と考えているのではないか。
 というのもこれまで暑さに対しては、窓を開けて冷風を入れるとか、扇風機で熱さをしのいできたという実感があるからです。
 しかし、近年の暑さはそんなことをいってられない。窓を開けても外気自体が暑いし、室内で扇風機を点けても暑い空気をかきまわしているだけ。そのため、たとえ人工的な手段でも冷やす必要がある。
 このところニュースなどでアナウンサーが「冷房を点けるのをためらわないでください」というのも無理からぬことと思うようになりました。
    

 電気代をケチったためにあの世逝きではシャレにもならない。
 しかもあまり同情されない死に方(?)
 高齢者はこれを肝に銘ずる必要があります。

        

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