馬の背洞門から西に約1km行くと城ヶ島灯台ですが、あまり面白くなかった(4年前)ので元にもどりました。
海沿いの細い道ですが、崖の上にあり、両側には灌木が生えているので見晴らしはそれほどよくない。それでも所どころ灌木の隙間があって、そこから海(相模灘)を見わたすことができます。
これが何とも素晴らしい。
鉄柵で囲われているところは「ウミウ展望台」
毎年10月下旬になると千島列島からウミウ、ヒメウがこのあたりに渡来してきて、翌年4月まで見ることができるそうです。
この時期はまったく見られない。
くるときも気づいていたのですが、道のあちこちで多くのアジサイが咲いています。
ひょっとしてここはアジサイの名所?
舗道の敷石にもアジサイがあしらってあるし。
とはいえ盛りはとっくに過ぎています。(06/22現在)
島の案内図を見ると、このあたりは「城ヶ島公園」というのですが、どうやら馬の背洞門を含めた島の南東部を指すらしい。
島の東端には「安房崎灯台」があるのですが、「なかには入れないだろう」と思って(正解でした)、前回同様、白秋記念館に向かいました。
同館へと続く細い道にもアジサイが咲いていました。
しかし白秋記念館は閉館。
もっとも館内にはそれほどの資料はないので、ガックリすることもないのですが。
浜辺に出て、「白秋歌碑」を眺めました。
雨はふるふる 城ヶ島の磯に
利休ねずみの 雨がふる
雨は真珠か 夜明の霧か
それとも私の 忍び泣き
舟はゆくゆく 通り矢のはなを
濡れて帆あげた 主の舟……
城ヶ島といえば、やっぱり白秋だなあ。