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 川越八幡宮の境内社に「民部稲荷神社」があります。別名「相撲稲荷」。
 その謂れは、
 「昔、八王子に住んでいた老狐が人間に化け、民部と名乗っていたが、老僧に正体を知られたため、川越の梵心山に移り住んだ。この民部は相撲が得意で打ち身手当ての術を教えて去って行ったという。この伝説は『まんが日本昔ばなし』でも紹介され、全国的に有名となった」(説明板)

民部稲荷神社   

 ということで、当社には足腰を強くするという御利益があり、箱根駅伝出場選手など、スポーツ選手に人気があるそうな。(常田富士男風に)
   

 それはいい。
 この民部稲荷はずっと以前からあったから、そういう言い伝えは尊重しましょう。
    

 しかし、その横に新しくつくられた「厄除桃」の御神体。
 「古来より桃は厄災除けの果実といわれ、古事記にはイザナギノミコトが桃を投げて、魔物を追い払う様子が描かれています」(説明板)

厄除桃    

 その脇には桃(枝垂れ桃)の御神木。桃は「意富加牟豆美命」(おおかむづみのみこと)という神様で、「桃太郎」の鬼退治もこれに由来するとか。

桃の御神木    

 その奥に入ると「目の神様」
 「大国主命と少彦名命は、神代の昔、兄弟のように力を合わせて、国作りをした神様です。国の内外をめぐって、生きるための技術や医薬の道を授け、病に苦しむ、特に『心身の目』に悩む人をお救いになりました。そのご神徳を慕い、現在でも、『眼病平癒』の神様として、広く信仰されています。
 『目は心の窓』と言われます。目の健康は、こころとからだの健康に深い関わりをもっています。神様の力をいただき、目のお守りを身につけて、『心願成就』をしましょう」(説明板)

目の神様   

 いちばん奥には「ぐち聞きさま」
 「これは聖徳太子のお姿です。太子は『一度に十人もの訴えを聞き分けた』といわれ、苦しみ悩む多くの人の救いとなってこられました。ぐち聞きさまに悩みを打ち明け、『お守り』を身につけ、心穏やかにお過ごし下さい」(説明板)

ぐち聞きさま   

 厄除桃、目の神様、ぐち聞きさま……いずれも最近できたもので、5年前にはなかった。
 それがここ2~3年、神々の生産工場よろしく次々と新しい神様がお生まれになりました。
 いずれも賽銭箱が設えられ、「お守りは社務所にお申し付けください」とあります。
 ありがたや、ありがたや。
    

 ここまでやられるともう笑うしかなく、「これからもどんどん神様をつくってくれ」と応援したくなります。
        

 戦前の「縁結びの木」といい、近年の神々の生産ラインといい、この神社にはつくづく「知恵者」の伝統が引き継がれているようです。
 今後もこの神社を愛情深く見守りたい。

      

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