川越八幡宮には拝殿鳥居の横に大きなイチョウの木があり、「縁結びの木」と呼ばれています。
 若者に人気がありますが、私にはこれがどうにも胡散(うさん)臭い。

川越八幡・鳥居  

 説明書きには、
 「この木は、現天皇がお生まれになった 年(昭和8年)に川越八幡宮の氏子によって、男イチョウと女イチョウの二本を植樹したが、いつしかその二本の木は寄り添い合い一本に結ばれたことに由来する。固く結ばれた二本の御神木に触れ、手を合わせると良縁に巡り逢うといわれている」とあります。
 この注連縄(しめなわ)を飾った大きな木は元は2本だったのか。

川越八幡・縁結びの木    

 私が胡散臭いと思うのは、「植樹した2本のイチョウの木がいつしか寄り添い合い」という件(くだり)。木と木の間隔をあければ、そんなことにはならなかったはず。
 桜の木でも最低3mぐらい間隔をあけるだろう。イチョウのような大木はなおさら。

川越八幡・拝殿    

 木は成長とともに根が張り枝が伸びるので、木と木の間隔が狭いと衝突し、土の養分の奪い合いになるため、互いの成長を妨げることになりかねない。
 こんなことは中学生でもわかることで、当時の植樹者も当然わかっていたはず。
 むしろ、それより……。
     
 木の習性として、特に同種の場合、間隔が狭いとくっついて合体するという例が全国で見られます。(金沢・兼六園の「夫婦和合の松」など)
 これは私の推測ですが、この神社に当時「知恵者」がいて、その習性を期待して(?)わざと間隔を狭めて植樹したのではないか。
 数年後、思惑通り牡と牝のイチョウがくっついた。宮司も含めた関係者は「やった!」と快哉を叫んだに違いない。
 それをさも奇跡のように「いつしか寄り添い合い一本に結ばれた」とは何とも白々しい。

婚礼挙げたカップル      

 そんなことを想っていると、何やら拝殿のあたりが騒がしい。
 見ると、今まさに婚礼を挙げたらしき御一行。おめでたいことで。
      
 以上のことはあくまでも個人的な感想なので、挙式なされる方は気にせず「わが道」を歩まれ、幸せになってくださればよろしい。

    

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