なんの脈絡もなく京阪電車・枚方(ひらかた)公園駅。
 ここ枚方は江戸時代、京街道(京都⇔大阪)の宿場町として賑わい、また淀川を利用した舟運の中継港として栄えたところです。
 それを彷彿させるように、駅前には「枚方宿」と記された大きな常夜灯が置かれています。(これは2011年につくられたもの)

枚方公園駅の常夜灯 

 当時の「枚方宿」の様子を再現し、資料が展示されているのが旧街道沿いにある鍵屋資料館。
 鍵屋は江戸時代は船着き場近くの宿屋を営み、近代は料亭・料理旅館として最近(1997年)まで営業していたところです。

枚方鍵屋資料館・入口 

 館内には当時の宿場の様子や、客に出されていた食事、また「くらわんか舟」の様子が展示されています。
 くらわんか舟とは船着き場に停泊していた三十石船に「餅くらわんか、酒くらわんか」と飲食をセールスしていた小舟のこと。

展示室 

 せっかくなので私も大広間で抹茶とくらわんか餅を所望しました。なかなかけっこうなお味でござった。

大広間 抹茶とくらわんか餅   

      
 外に出てみると、通りはけっこうな賑わい。
 この日は6月の11日。毎月第2日曜日は「くらわんか五六市」が開かれ、旧街道沿いに多くの店が出ます。(五六とは枚方が東海道56番目の宿場町だったことに由来)

 くらわんかギャラリーでは、「くらわんか舟」で使用されていた器など、古くから枚方で売られていたものを再現し、販売しています。

くらわんかギャラリー 

 妙見宮常夜灯。
 京街道の往来が増えるとともに社会不安も高まり、折しも幕末の動乱期。治安のために嘉永7年(1854)に設置されました。これは最近(2013年)修復されたものです。

妙見宮常夜燈 

 そうこうしているうちに「宗左の辻」に着きました。
 ここは製油業・角野宗左の屋敷があったところ。
 「♪送りましょうか、送られましょうか、せめて宗左の辻までも~」という俗謡があるそうな。
 本当かね、♪せめて難波の駅までも~(たそがれの御堂筋)じゃないの?

宗左の辻 

 そういうわけで、ぶらぶらと歩いているうちに、枚方市駅に着いちゃった。
 ひと駅分歩いたことになるけど、こんな徘徊なら楽なもの。

 今日は折しも7月の第2日曜日。枚方では「くらわんか五六市」をやっていると思うよ。

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