「おや、このビルは?」
 壁に蔦が絡まって独特の風格がある建物。
 昭和8年(1933)に建てられた商船三井築港ビル(旧大阪商船ビル)です。

商船三井築港ビル   

 船会社の施設として建てられとのことで、外観はどこか船を思わせるとのことです。
  

 そして商船三井築港ビルと背中合わせに建っている天満屋ビル(天満屋回漕店)。
 角に丸みがあり、ガラス戸が大きくとられているのが特徴です。
 建てられたのが2年後の昭和10年(1935)。

天満屋ビル 

 当時はともに3階建てのビルでしたが、その後道路そのものが嵩上げされ、当時の1階部分は半地下になり、中2階から入る構造になりました。
  

 その中2階には喫茶店。
 ちょうど喉が渇いていたので、上がって珈琲を頼みました。

喫茶店に上がる階段 

 店内の窓からは通りが見えます。先ほど当方が撮っていたあたりが目の前に。
 おッ、こっちを撮っている人がいる。「おーい」
 手を振ってやりました。

喫茶店から外を見る 

 珈琲が運ばれてきました。
 ン? カップには取っ手がない。茶の湯のようにカップを両手で持って飲みました。
 柄にもなく(?)風流人になった気分。味もよかった。

運ばれてきた珈琲 

 店内も木を主体としたレトロな雰囲気。なかなかの風情です。

木を主体とした店内 

 戦前に建てられたふたつのビルがこのように現存しているのは、大阪では珍しいことだそうですが、この喫茶店はいつまでも残ってほしいと思いました。
  

 梅雨に入るコーヒー美味き店ありて

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