伊勢佐木町にやってきました。
 ここは横浜ではローカルな商店街扱いされているようですが、昔は「横浜最大の歓楽街」として栄華を極めていたのです。それに私にとっては何ともいえぬ愛着があります。

伊勢佐木町①   

 風俗ライターをやっていたころ、親不孝通りにある風俗店の取材でよくここを訪れました。
 なかでも某チェーン店は完全な会社組織になっていて、経理、広報、人事などを統括していました。

親不孝通りの風俗街 

 取材はスタジオで各店(10店舗ほど)の接客嬢が順ぐりにやってきてインタビューと写真撮影に応じるというやり方で、こちらにとっては各店を回る手間が省け、非常に効率的でした。
 彼女たちはみんな明るくて受け答えに誠実さが感じられました。なかにはシングル・マザーや、男のDVから逃げてきた女性もいます。
 寮や育児施設もあり、福利厚生が行き届いていました。
 このチェーン店は風俗界の模範ともいえるところで、「ガールズ・プアの救世主」として5~6年前の「クローズアップ現代」(NHK)で取り上げられたこともあります。

伊勢佐木町②   

 晩秋の季節でした。取材でスタジオ入りしたときは激しい雨風が吹いていたのですが、3時間ほど経って出てきたときは日も暮れて雨もすっかり止んでいました。
 「どこかで食事でもするか」
 雨上がりの伊勢佐木町を歩いていたとき、どこからともなく流れてきた、哀愁を帯びたギターの音曲。ロス・インディオス・タバハラスの「マリア・エレーナ」です。
    

    

 商店街の有線で流れていたのです。これが妙に身に沁みました。
 いらいこの曲が「マイ・ラストミュージック」(人生最後のときに聴きたい曲。他に3曲あり)のひとつになりました。

伊勢佐木町③   

 伊勢佐木町の音楽といえば、青江三奈(1941~ 2000)の「伊勢佐木町ブルース」(1968)
  

 ♪あなた知ってる 港ヨコハマ
 街の並木に 潮風吹けば
 花散る夜を 惜しむよに
 伊勢佐木あたりに灯(あかり)がともる
 恋と情けの
 ドゥドゥビ ドゥビ ドゥビ
 ドゥビ ドゥバー 灯(ひ)がともる

看板   

 伊勢佐木町4丁目駐車場前に青江三奈の看板と記念碑があります。
 この記念碑は彼女が他界した翌年につくられました。
 台座のボタンを押すと、「あっはん」とともに「♪あなた知ってる 港ヨコハマ~」の歌が1分間流れるのですが、先日(02/02)は何度押しても流れなかった。4年前は流れたのに。

記念碑  

 いいんだよ。好きな曲でもないから、聴けなくてけっこう。
 青江三奈の曲では「池袋の夜」が断然いい。
 それに私にとっての伊勢佐木町ブルースといえば、なんといってもタバハラスの「マリア・エレーナ」だもの。
  

 街角にギターの音色や春近し

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