豊洲市場の地下水から環境基準の最大79倍の有害物質が検出されたことによって、都民が東京地裁に「都が豊洲の土地を578億円で取得したのは違法」とし、2012年5月石原慎太郎元知事に購入金額全額を請求するよう求めました。
 これに対して都は「石原氏に損害賠償責任は存在しない」としてきましたが、小池百合子都知事は「これを再検討したい」と発表しました。
  

 この件について、当時の石原都知事の言動を思い起こすと、「責任がない」とは絶対にいわせない。
   

 08年5月豊洲の市場予定地の汚染対策として、大学教授らの専門家会議が「敷地全体で土壌を入れ替えて盛り土をする」という基本方針を決めたにも関わらず、その11日後、当時の石原都知事はこう述べています。
 「箱ですね、コンクリートの。(略)それを埋め込むことで、その上に、市場としてのインフラを支える。その方がずっと安くて早く終わるんじゃないかということでしたね」
 専門家会議の提言を完全に覆す提案です。
  

 さらにこうもいっています。
 「全く新しい発想や技術の可能性も広く考えていく必要がある」
 「もっとほかの、つまり可能性もですね、技術的なことをリサーチするのは私たちの責任」
  

 それが今ごろになって、「私は素人。(下から)報告受けて記者会見で報告しただけ」と弁明している。
 冗談じゃない。一連の発言のどこが素人だ、どこが「報告しただけ」だ。
 はっきり断定したわけでしょう。
 「専門家がどうした。オレのいっている方法こそ100%正しい。これでやるんだ。文句あるか」と。
 しかも高圧的な態度。
 誰も異議を差しはさめない。
 こんなに自信をもっていわれたら、誰でも「コンクリート箱案に根拠があるのかな」と思うよ。
 それに怖いから逆らえない。
 都職員としては、「偉い人がああまでいうんだから、まあ、いいのかな」ということで、唯々諾々と都知事の意見に従った。
  

 役人(職員)の体質は「慣例は守る」「長いものに巻かれる」「強いものには従う」「責任はとらない」
 ということで職員は、なるべく都知事の案に沿ったプランを出そう、と。
 その結果、コンクリート箱ではなかったけど、盛り土せずに地下にコンクリートの空間をつくっちゃった。これ、都知事の意見をもろに反映してるんじゃないの?
 

 役人(職員)はずるいと思うけど、その体質を見越して上から目線で命令していたわけでしょう。しかも都知事の判を押して署名している。もろ責任者だ。
  

 この人はいつも居丈高で威張りくさっていた。
 そんな態度をとるからには、どんな反対意見にも反論できる自信と根拠があり、いざとなったら責任をとる覚悟があったからでしょう。
  

 ところが自分が確信をもって進めたことが不首尾に終わると、「私は素人。(下から)報告受けて記者会見で報告しただけ」と逃げの一手。見苦しい。
 あんなに威張ってたのは、ただの空威張りか。
     

 この人間の責任は重大だ。
 都の損失分578億円全額コイツから賠償させるのは無理としても、その10分の1ぐらいは召し上げてもいいんじゃないの。金はたんまり持っているはずだから。

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