多摩湖の反対側、堤体の下は狭山公園(都立)です。
 春はいろんな種類の桜が咲き、ちょっとした桜の名所ではありますが、この時期は何もなし。
 草原にはたくさんの芒(すすき)が生い茂るのみ。

堤体の反対側    

 芒といえば森繁久彌の
   

 ♪己は河原の 枯れ芒
 同じお前も枯れ芒
 どうせ二人は この世では
 花の咲かない 枯れ芒

   

 よく聴きました。子ども心に、妙に侘しかった。
 これ、「枯れすすき」ではなく、正しいタイトルは「船頭小唄」

 芒ヶ原①     

 もっともこれは大正10年(1921)野口雨情が「枯れすすき」として作詞したものに、中山晋平がメロディをつけ、翌年「船頭小唄」として神田春盛堂から出された(Wikipedia)というから、どちらでもいいんだけど。

芒ヶ原②  

 枯れすすきといえば、さくらと一郎の「昭和枯れすすき」(昭和49年=1974)という歌もあります。
 作詞・山田孝雄/作曲・むつひろし
   

 ♪貧しさに負けた
 いえ 世間に負けた
 この街も追われた
 いっそきれいに死のうか
 力の限り 生きたから
 未練などないわ
 花さえも咲かぬ 二人は枯れすすき

芒ヶ原③  

 侘しい歌だ。明らかに「船頭小唄」を意識しています。
 しかし森繁久彌のような渋いおじさんが歌うならともかく、若者のデュエットでこれが歌われていたというのは何とも奇妙だ。
 当時は「流行歌の一種」として聞き流していたけど、今思うと欺瞞的で突っ込みどころ満載の歌詞です。

向こうは多摩湖の堤体   

 狭山公園でこんなことを考えるとは……。

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