傲慢のツケは大きいということか。
 豊洲市場の汚染対策に盛り土をしなかったのは、「当時の石原都知事の指示によるもの」という意見が浮上してきた。
   

 これは2008年の定例会議で、石原都知事が海洋工学の専門家がインターネットで「もっと違う発想でものを考えたらどうだ」と述べている、と紹介し、
 「土を全部さらっちゃった後、地下2階ぐらいですかね、3m、2m、1mか、コンクリートの箱を埋め込むことで、その上に市場としてのインフラを支える。その方がずっと安くて早く終わるんじゃないかということでしたね」といっている。
   

 コンクリート箱の案は盛り土より高くつくということで廃案になったそうだが、役人としては都知事の「コンクリート」の言質をとって、地下にコンクリートで埋める案に傾いていったのではないか。
 なにしろ相手は強圧的な都知事である。
     

 ところが昨日(09/15)自宅前(東京都内)の取材では、
 「自分は部下から聞いたので、記者会見の場で報告しただけだ。工法は設計事務所が考えたのではないか。それで方針が変わり、その結果を報告した」といっている。
   

 さらに、「自分は素人だから建築について話す立場ではないし、見識もない。だから人任せにしてきた。プレッシャーも与えてない」とも。
   

 だったら当時からもっと謙虚になれよ。
 見識も何もない人間が、何を偉そうに反対意見をこき下ろし、マスコミに対して威圧的な態度をとる。
 「プレッシャーも与えてない」とは大うそ。
 それに最後っ屁の「東京都は伏魔殿だね」とは笑わせる。
 まるで他人事。
 東京都の長としての責任は大ありだし、その責任を果たすのが長としてのプライドだろう。
    

 結局若いころ傲慢だった人間は、そのツケが回って支払わされる番になっても、支払わないことがわかる。傲慢の果ての老醜とはあまりに無残。見たくなかった。
   

 しかしこの人間を責めたところで、豊洲問題は何ひとつ解決しない。
 やはりこの男のいうように、東京都には大きな闇が横たわっているのだろうか。

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