大山鳴動してネズミ一匹、とはこのことか。
 ある有名女優の息子(俳優)、前橋市内で女性に乱暴したとして、先月23日に強姦致傷容疑で逮捕されたときは、「名代の悪ガキ」「性獣」「親が甘い」……と散々こき下ろしていたのに、被害女性と示談が成立して不起訴・釈放となってからマスコミは手のひら返したように「さん」づけ扱い。
   

 不起訴なのだから、無罪放免。まったくお咎めなしとなれば「さん」づけはやむを得ないのかもしれないけど、本当にこれでいいのか。
 裁判になったらこの俳優は「合意だと認識していた」と主張するだろうとは弁護士の説明。つまり「犯罪性はなかった」と。
 被害に遭った女性にしてみれば、この発言は非常に屈辱的なはず。
   

 以前「内柴裁判」(柔道の金メダリスト内柴正人が教え子の大学女子柔道部員に乱暴した事件)にも述べたように(参照)、加害者側が「合意だった」と主張すれば、被害女性は「冗談じゃない」と硬化して裁判沙汰になるのは必至。そうなると加害者に勝ち目はない。
   

 しかし今回は示談が成立して被害女性が告訴を取り下げた。
 おそらく示談金が払われたのだろうけど、金で無罪を勝ち取るという下品な手法である。
 それなのにこの弁護士(女性)の発言は、相手女性の人格を無視した、デリカシーに欠けるものではないか。
   

 私としては、被害女性はこれに怒って示談金を叩き返し、裁判に持ち込んでほしい。
 そのほうがこの俳優の将来のためにもなると思うけど。

 一方、ネズミ一匹にしてほしくないのは、「豊洲問題」
 なんと、建物床下で汚染対策の盛り土をせず 、都のHPでは「盛り土しました」と報告していた。
 私は最初、施工業者が手抜きして盛り土せず、職員が騙されたのかと思っていたけど、そうではなく、担当職員が「盛り土しなくていい」と勝手に判断したらしい。それならそれで「盛り土はしませんでした」と報告するべきところ、HPに「盛り土しました」と報告。
   

 なぜこんなうそをつく。まさか、盛り土の工事代をネコババしたんじゃないだろうね。
 この盛り土工事の費用に関しても精査してほしい。
  

 担当の職員は今になって「認識が甘かった」といっているそうだが、これまで豊洲移転にかかった膨大な費用はこの職員の虚偽で一切がパーになった。この損失をどうする。
  

 オリンピックもそうだけど、豊洲移転、やたら費用が掛かりすぎ。
 そもそもこれまで東京の台所として食を預かってきた歴史ある築地市場を閉じて、交通も不便で有害物質の充満していた豊洲(ガス工場跡)に移転するという土台無茶な計画が浮上し、ガス工場側からは「病院や学校、食品を扱うところには不適ですよ」といわれながらも敢行した。
 これは湘南出身のエラソーなオッサンが都知事の時代らしいけど、そんなマイナス要因だらけのところへヒッチャキになって移転するには、何か裏がある?
  

 金が潤沢にある東京都だから取りっばぐれはない。どんどん経費を水増しして膨大な費用に膨らんでいく。これ、業者だけではなく、役人とどこかつるんでいるんじゃないの。
 江戸時代からあった「越後屋、お主も悪よのう。ふっふっふ」の伝統は今なお引き継いでいる?

 この伝でいえばオリンピックもそう。
 オリンピックのドンといわれるオッサンが小池都知事に「豊洲移転を延ばされるのは困るねえ」とぼやいていたけど、自分の関連企業が着手できないので焦っているのが見え見え。
   

 そもそもこの国は、国民がワーッと一方向に狂奔して莫大な金が動くとき、それに乗じて莫大なネコババが生じる仕組みになっている。
 前の大戦でも、「鉄砲の玉に」と鉄や銅などの金属類を国民から供出させたが、同時に金、銀、ダイヤモンドなどの貴金属類も供出させた。しかしそれらは移動するたびなくなっていった。
 戦後GHQがこれを押さえにかかったけど、大半がなくなっているのにガックリした。
 ネコババしたのは軍の中枢にいた人物で、戦後ほとぼりが冷めたころ潤沢な資金で政治団体を立ち上げたり、こっそりと贅沢な暮らしをしていた。
 昨日も富山の議員が活動費をネコババして辞めたけど、こんなのはまだまだ小者。この国のエライ人は利権に貪欲だよ。

 もっともアメリカだって人のことはいえないぞ。押収した貴金属をネコババして本国に帰国した軍人も数人いたというから。
   

 話が脱線したけど、小池都知事がオリンピックのドンから「豊洲移転を延ばされるのは困るねえ」といわれて、「それは間に合わすようにします」と答えたとき、やはり「ネズミ一匹」に終わるのかと危惧しました。
 しかしこうなってみると、パンドラの箱を開けたようなもの。ただでは済まないぞ。
   

 私は5年前東京(府中市)から脱出して部外者ではあるけど、都知事に小池さんがなってくれて本当によかった。
 これまでの石原、猪瀬、舛添と続いた男の都知事は都の役人のいいなりだった。それに引きかえ、小池さんの骨のあること。(立候補されたとき、反対してたことを反省しております)
       

 こうなったら徹底的にやってほしい。
 そして豊洲移転やオリンピックに掛る費用のからくりを暴いていただきたい。
 それをやってくれたら、名代の政治家として認めます。将来の総理大臣にも推薦したいぐらい。
 ただし妙な手打ちして「ネズミ一匹」に終わるなら、愛想尽かすよ。

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