「おや、あれは?」
 旧横浜港駅プラットホーム跡から赤レンガ倉庫の間に広がる謎の緑地。
 近くに寄って見ると、所どころ剥き出しのレンガが見えます。ははァ、これは何かの遺構だな。
 しかし柵が施されていてなかには入れない。

 謎の緑地    

 ぐるっと周囲を回ると、赤レンガ倉庫側に入口があって、一部降りられるようになっています。
 その説明書きを詠むと、ここはもと税関事務所のあったところ。 
 建設は大正3年(1914)、レンガ造りスレートぶき、3階建てのゴシック様式の建物で、1階にはガラス張り天井のホールと受付カウンター、2、3階には事務室や応接室、外国船や荷役のための貸事務所もあり、ガス暖房、電気照明、給水管など当時としては最新のの設備が備えられていたそうです。

遺構への入口   

 しかしその建物は大正12年(1923)9月1日の関東大震災によって屋根が焼失したため、復旧されないまま埋め戻されて、荷さばき用地なりました。

レンガの基礎    

 その後、平成6年(1994)に赤レンガパークの整備に際して地中より事務所の煉瓦基礎が発見され、「旧税関事務所遺構」として保存されるとともに花壇として利用されているとのこと。
   

 なるほど、こういう花壇もあるのか。
 とはいえ花壇にありがちな赤や黄色の華やかな花ではなく、低い緑の草木が植えられていて、これが逆に遺構の風情を醸し出しています。

植物が植えられている    

 考えてみれば、貨物船の着く埠頭→倉庫→管理事務所→貨物列車のプラットホームと、すべて一体だったことがわかります。

池?もある    

 この緑地については、何回もここを通り、目にしているはずだったけど、今回じっくり見て、この遺構のことを知りました。(今ごろ気づくとは情けない)
   

 つくづく横浜の残暑は厳しい。

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