甲子園(第98回全国高校野球選手権大会)の決勝戦は作新学院(栃木)vs.北海(南北海道)。
 当方は北海を応援。
 このチームは前評判は高くなく、北海道の代表になっても全国的には通用しないだろう、と思われていました。
 ところがどうして、一回戦、二回戦、準々決勝は強豪相手にしぶとく粘り勝ち、準決勝では秀岳館をやぶるという番狂わせ(?)。こうなったら番狂わせもう一丁、と期待。

 二回、北海が先取点  

 二回裏、北海が先制して、「おおッ」と思ったのですが……。
 四回表に北海のエース・大西が作新打線につかまり、大量5点も挙げられてしまった。(大西投手は降板)。
 うーん、これは厳しい。
 大西投手は連投で疲労はピークに達していたと思われます。

 四回、作新の反撃 今井も巧打   

 その後も加点され、七回を終えた時点では7-1。
 それでも北海は意気消沈することなく、懸命に食い下がったと思います。随所に好守備が光ったし。

今井の力投    

 一方、作新のエース・今井も手を抜くことなく、力いっぱい投げました。
 彼も疲労はピークに達していたと思うけど、三回には自己最速タイの152kmを投げ、八回相手エースの大西(強打者でもある)に対しては149㌔の速球で見逃し三振に仕留めました。
 これは彼なりの「礼儀」だったと思います。

九回、二塁走者が三塁でタッチアウト    

 北海の気力は最後まで衰えなかったけど、九回裏2死一、二塁から果敢に三塁を狙った走者がタッチアウトになって試合終了。
 呆気ない幕切れになったけど、次の塁を奪おうとした走者は責められない。よくやりました。
   

 作 新 000510100=7
 北 海 010000000=1

試合終了のあいさつ    

 今大会は、履正社の寺島、横浜の藤平、花咲徳栄の高橋など、地方大会で活躍した投手が注目されましたが、早々と姿を消しました。
 どのチームも先発した二番手投手が序盤に大量点を取られ、エースが出てきたときはおも手遅れ状態でした。
 むろんチームそれぞれの方針はあるし、エースの疲労具合も考慮されてのことだと思うけど、「最初からエースを出していれば」という悔いはなかったか。

優勝旗は作新に    

 その点作新学院も北海も全試合エースが先発しました。
 作新のエース・今井は最後まで投げ抜きました。これは立派。
   

 北海の大西も四回で後輩の多間(2年)にマウンドを譲りましたが、よくやったと思います。
 この大西はエースで四番(途中から八番に)、主将を務め、チームを上手くまとめました。

準優勝の大西主将   

 私が印象に残っているのは、準々決勝の聖光学院(福島)戦で打者大西が捕手へのフライを打ち上げてしまい、それを捕られてアウトになったとき、相手捕手が捕球するためにマスクを外して地面に落ちたのを拾い上げ、自分のユニホームで丁寧に拭い、それを捕手に渡していた光景でした。
 自分の打球を捕った憎っくき相手に対して、そこまでやるとは。
 さらに校歌が終わって、みんな自軍の応援団の前に行くときも、相手チームに一礼していました。
  

 こういう光景が見られると、やはり高校野球はいいな、と思います。


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