一昨日(08/15)八月の句会がありました。
 私の投句は、
   

 ①塾帰り二人乗りして稲の花
 ②小さき子の絵文字流すや土用浪
 ③マドロスの腕生白く夏終わる
   

 実は直前まで「①畦道を二人乗りして稲の花」で行くつもりだったのですが、川越の友からこんなメールがきました。
 「今朝のブログは、句が生まれる過程がよくわかって面白い……でも畦道での二人乗りは危険だから気を付けましょうね」
    

 「ははァ、これは彼一流のアドバイスだな」
 そう読み取った私は、「畦道」のほうを外しました。

田んぼ     

 句会での得票と評価は、
   

 ①塾帰り二人乗りして稲の花……(2)宗匠の並選、○←助手の先生の特選
 ②小さき子の絵文字流すや土用浪……(1)宗匠の並選
 ③マドロスの腕生白く夏終わる……(1)◎←宗匠の特選
 (数字は得票数。○は特選)

 ①に関して助手の先生が、「高校時代を思い出しました。しかも二人が見たのは稲の花。秋になって、この二人がどうなるのか、微笑ましくなるような一句です」
 宗匠は「塾帰り、というのがいい。しかし三段切れでぎくしゃくしてるのが難。ここは上五と下五をひっくり返してみたらどうか」と、修正句は、
   

 稲の花二人乗りして塾帰り
   

 ひっくり返しても三段切れは変わらんと思うけど。
 それよりも「季語が動くのではないか」という懸念はまったく問題にならなかった。さすが川越の友、達人だけのことはあります。

 ②に関して宗匠は、「これは人形(ひとがた)流しのことですか? えッ、パット・ブーンの歌? それだと<流すや>がどうかねえ。ここは<消しゆく>にしたほうがいい」ということで修正句は、
   

 小さき子の絵文字消しゆく土用浪
   

 「ほら、俄然よくなったでしょう」といわれては、もう笑うしかない。

 ③「マドロスというのはふつう真っ黒になるのに、このマドロスは甲板の仕事をさぼったのかな。それともこの夏の日差しが弱くて、生焼けのままで夏が終わったのか。目のつけどころが変わっていて面白い句です。えッ、美空ひばりの歌? なるほどねえ。今月は歌ばかりでまとめたのですか。うーん」(宗匠)
    

 宗匠のような解釈もありかな、と思ったけど、好意的に解釈してくれてるわけで、だからといってみんなの票が集まるわけじゃなし。
 それなら歌で遊ぶしかないじゃないか。

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