九段に出ました。
 向かいは靖国神社ですが、そこへは行かずに神保町に向かいました。
   

 「あれは?」
 友人が指さしたのは丸っこい大きなビル。昭和館。
 ここは以前から気になってはいたのですが、いつも素通りしてました。

昭和館       

 昭和館は平成11年(1999)にオープンした国立博物館(厚生労働省社会・援護局所管)。戦中、戦後の国民生活を中心とした資料を展示しています。
 このとき(現在も)の展示は、「隣組(となりぐみ)ってなんですか?」
   
     

 隣組とは行政の指示によって各地域につくられた組織で、配給切符の割当や防空活動、資源回収などといった活動を行い、地域の団結を図るものでした。

隣組常会)昭和館パンフレット』        

 ♪とんとん とんからりんと となりぐみ~
 私も幼いころ(戦後)聞いたことがあります。
    

 ほのぼのとした歌で、回覧板を廻したり、ご飯の炊き方を教え合ったり、また戦時下なので、みんな一致団結して防災にあたりましょう、という建設的な心意気が感じられます。
    

 一方でこの隣組は国家権力の上位下達機関。
 組員同士の監視、思想の統制などといった、一人ひとりの生活を窮屈に感じさせる側面も併せもっていました。(解説書)
  展示ではやんわりと説明されていますが、これは「五人組」のような監視組織で、ちょっとでも国に批判的なことをいうと、「売国奴」と見なされ、憲兵隊に密告されました。

 防火訓練)昭和館パンフレット』    

 「いわゆる密告制度や。今でも近隣の某国がこれをやっとるな」
 「そう思うと、我われはあの国を笑えんな。ちょっと前までは日本もそうやったんやから」
 「それに報道でも『勝った、勝った』といわれ続けた。本当はあちこちで負けてたくせに」
 「ますます似とるな」
 「まあ、そんなこともやってたから、負けたともいえる」
 「するとあの国はもう長くないということか」
 「それはわからんけど、問題は我が国や。また『隣組』が復活するようなことにはならんでほしい」
 「ほんまやな」
   

 この企画展、今の時期には格好の催し物だと思います。

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