来月の句会の兼題は十薬、ドクダミです。
 ドクダミは薬草として知っています。
 なにに効くのかよくわからなかったけど、小さいころ煎じ薬を飲まされた記憶があります。独特の匂いがして不味かった。
 ドクダミ=十薬は、のちに「精力剤」を取材することによって知りました。

 しかし句の兼題となると、弱った。こんな植物で句をつくったことはない。
 川越の友に「来月の兼題は十薬だよ。弱ったなあ」とぼやきを入れると、早速、
    

 十薬を飲んで重役今日も行き
   

 という益体もない句を寄こしてきおった。これでは季語の意味が活きておらん。
 むろん達人一流の洒落(川柳?)ですが。
    

 人のブログにドクダミの写真が出てました。白い十字の花びら。なるほど、これが十薬の花か。
    

 どくだみや真昼の闇に白十字(川端茅舎)
    

 という句があるそうです。
 そのまんまやないか。「真昼の闇」がいいのかな。
   

 他には、
 いざこざの根は深かりき十藥も
 十薬の蕾の青き山雨かな
 十薬や津和野に古き漢方医
 十薬に触れし匂ひの深夜まで
 十薬の匂ひに雨意のとどまれる
 雨来るか十薬の香のややはげし
 神々の走り雨して花十藥
 (季語別俳句)
 などがあります。今ひとつですな。(偉そうに)
 とくに「十薬や津和野に古き漢方医」なんて川越の友と変わらんぞ。
 しかし「雨」と十薬は関連ありそうな気がする。

 花がわかったので、注意して公園や道端の草花を見るようになりました。
  

 「おや、これは?」
 富士見市の「むさしの緑地公園」の柵の下を見ると、小さな白い花の群生。 

 十薬の花   

 よく見ると白十字。これぞ十薬。
 同公園はミニSLが走ることで近所には親しまれている公園。
 レール脇にも十薬が群生しています。
  

 「そうか、レールと十薬。それに雨と合わせればいいのだ」
 単純な人間の考えそうなことだ。

十薬の群生(ミニSLの線路も見える)    

 それでできた句が、
  

 「十薬や雨後の線路に漂へり」
 「雨上がり十薬漂ふ線路あと」

  

 我ながらベタな句だ。「季語別俳句」よりひどいじゃないか。

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