「舛添といえば最近、『舛添はセコイ。それに比べて田中角栄は政治家としてスケールが大きい』とやたら田中角栄が持ち上げられてるな」
 「私から見れば、アイツが日本をムチャクチャにした元凶や」
 「元凶?」
 「そうや。政治家の立場を利用して安い土地を釣り上げて大儲けしよった。それいらい日本の政財界の品がなくなって、『儲ければええ』『数は金で買える。数がすべてや』という風潮になった」
        
 「しかし捕まったわな」
 「その容疑ではのうて、アメリカ側のリークによってな」
 「ロッキード問題やな」
 「ピーナツ5億円。角栄が濡れ手で粟でつかんだ額からすれば安いもんや。それでも証拠が確実やから、それで起訴された。もっと大きな容疑はウヤムヤや」
    

 「ということは日本の検察はアメリカのリークを利用したのか」
 「この場合は、中国と勝手に国交を結んだ田中を苦々しく思うアメリカと、日本の検察の利害が一致したからな」
 「なんや、日本は政治家の罪を裁くのも外国の力が要るんやな」

 「こうしてみると、日本にはつくづく自浄能力がないことがわかるやろ。今回のオリンピック招致問題もそうや。フランス検察庁が調べたら、日本が2億円の賄賂を贈ったことが判明した」
 「日本は『相手はちゃんとしたコンサルティング会社です』というとるけど、取材班が調べ上げた映像を見ると、インドネシアのボロ住宅。どう見てもペーパーカンパニーや」
    

 「そもそもオリンピック選考委員の間では、福島原発の汚染水漏れを懸念する声が強かった。それを払拭するには科学者や東電技術者による科学的な説明しかない。ところが御用学者でさえ『安全です』とは説明できない。それを安倍みたいな政治家が『アンダーコントロール』いうて黙らせた。これでは賄賂が効いたと見るのが自然やろ」
 「そうやな。フランス当局に頑張ってもらうしかないな」
     

 「たしかに。この国は自浄能力がないからな」
 「それとマスコミがあかんな。もっと突っ込まんと。甘利はどうなった。福島原発なんか記者会見のみ報道せよ、なんてNHKのアホ会長がいうてから、NHKだけではなく民放も腰が引けてるやないか」
 「たしかにな」
     

 「キミも以前はジャーナリストの端くれやったんやろ」
 「お恥ずかしい。しかしこうなったら窮鼠猫を噛む一手はある」
 「どんな手や」
 「日本のマスコミも自浄能力がないから、外圧を利用するんや」
 「外圧?」
 「福島原発の汚染水処理の問題。政府関係者もマスコミも臭いものに蓋してるやろ。だから海外のメディアも気がつかない。そこで海外メディアにリークするんや」
    

 「リークやと?」
 「そう。WポストやN●ポストのような大きなマスコミに現地へ行って調べてくれ。こっちもできる限り資料は提供する、と」
 「ふーむ。以前も福島第一原発で変なこというとったな。海へ流す手もある、と」
 「福島原発に関しては処理は後手後手で、ごまかし報道ばっかりや。日本のマスコミも『国益』を考えてか、突っ込まない。その点海外メディアは国益に関係ないから、ビシビシ突っ込む。そうなると隠してるものがボロボロ出てくるんではないか」
   

 「そうなったら海外から『こんな国に選手を派遣するわけにはいかん』という声が上がるかもしれん。オリンピックどころではなくなるぞ」
 「それが狙いや」
 「しかしそれは世間の袋叩きに会うぞ。日本の国益を損なうと売国奴扱いされるぞ」
 「一見売国奴かもしれんけど、それしか日本浄化の道はない、となったらどうする」
 「うーん、難しい選択やな」
 「究極の選択や」

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