3日前、取手の経済事情通と話していたときのこと、
 「今日のブログは浦島太郎やったな」
 「そうや」
 「しかし、なんで最後の俳句が<桃太郎>になっとんのや」
 「えッ、しまった」
    

 慌てて<浦島>に直したのですが、
 「キミは図々しいヤッちゃな。知らん顔して<浦島>に変えよる。どこかの国の政治家そっくりや」
 「いや、そんなつもりは……」
 「まあええ。その代わり、キミの解釈で昔話を説いてくれい」
 「そんな無茶苦茶な」

 とはいえこの男には逆らえないので、一回目は一寸法師。
 「これは一寸(いっすん)法師ではなくて、一寸(ちょっと)法師と読むのや」
 「ちょっとほうし? なんや、それは」
   

 「住吉(大阪)の老夫婦に授かった男の子の身長が一寸(3.3cm)なので一寸法師と名づけられ、法師は武士になりたいと針を刀にお椀の船で京に上ったんや」
 「そうや、そこで長者の家に住み込みで働くようになって、そこの娘を見初めたんやな」
 「そうそう。そこへ鬼がやってきて娘をさらおうとしたのを、法師が鬼の体内に入って針でチクチクやったものだから、鬼はたまらず法師を吐き出し、打ち出の小槌を落として逃げて行った。その打ち出の小槌を振ると、法師の身長が六尺(182cm)に伸び、立派な若者になって娘と結婚して、幸福に暮らしたという話や」

 「それは大体知っとるけど、この話の教訓はなんや」
 「これはな、男の<ヒモ願望>を表しているのや」
 「ヒモ願望って、男は働かずに女の世話になって生きるということやろ? そんなぐうたら男に罰(ばち)が当たるという公平原則の教訓はないのか」
 「ないのや。これは『男にはヒモ願望がある』というだけの話や」 
 「ということは、ヒモを正当化しとるんやな。働くのはアホらしい。男はみんなヒモになれ、と」
 「そういうこっちゃ」
   

 「それはわかったけど、キミのいう一寸(ちょっと)法師とはなんや?」
 「いくらヒモでも、なにもせんと徒食するわけにもいかん。ときどきは嫁はんを労わってやらんと。そこで、嫁はんを含めて世間にもちょっとぐらい奉仕する必要がある。だから『ちょっと奉仕』や」
 「そんなアホな」
  

  おあとがよろしいようで……。

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