昨日(03/15)、ある句会に出席しました。
 以前、当欄で披露したのは
 ①鶯に先達されし奥高尾
 ②拍子抜け金冷法の水温む
 ③靴あとを重ねて踏むや磯遊び
 の三句でしたが、②の「金冷法」は気を衒っているような気がしたし、③はなんとなくしっくりしなかったので、直前になって差し替えました。
   

 したがって句会に出した句は、以下の三句です。
 
①鶯に先達されし奥高尾
 ②拍子抜け湯上り水の温みをり
 ③議論尽き珈琲冷めし春の午後
   

 出句者は先生を含めて8人(うちひとりが欠席当句)。
 私の得票と先生の評は
 ①鶯に先達されし奥高尾……(3)◎◎(老先生と助手の先生の特選)
 ②拍子抜け湯上り水の温みをり……(0)
 ③議論尽き珈琲冷めし春の午後……(2)
     

 ①に関しては老先生は大絶賛で、
 「まず『奥高尾』という地名がいい。あそこは真言宗(薬王院)のお寺なので『先達』ということばが効いている。これが『先導』とか『導かれて』ではつまらない。会心の作ですな」
    

 しかし②に関しては、季語の使い方に問題あり。
 「いいたいことはわかるけど、季語でいう『水温む』とは、野山が春めいてきたことを『川の水も温んできた』という比喩として用いるもので、湯上りにかけた水が温かった、では単なる実感。俳句としての味わいがない」
 なるほど。そういうものか。
 (「金冷法」を変える変えない以前の問題であった)   

    
 ③に関しては「春の午後、喫茶店で語りつくして、いつの間にかコーヒーが冷めてしまったという情景が上手く描かれていると思いました」と褒めてくれた人(男性)もいたけど、先生にいわせると、これは「議論尽き 珈琲冷めし 春の午後」の三段切れ。(よくない、とされている)
 さらにいうと、「春ではなくて『秋の午後』でもいいわけで、安直に『春』という季語を持ってきた」とのこと。いわゆる季語が動く(俳句の禁じ手)。
 ふーむ、いわれてみれば(俳句とは)そういう気もする。
        

 しかしこの②③に対しても老先生は○(並選)をくれている。(他の人にも)
 おためごかしの○なんかいらない。ボロクソにこき下ろしてくれい。

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