甲子園、プロ球界のヒーロー清原和博容疑者(48)が一昨日(02/02)覚醒剤取締法違反容疑で逮捕されました。
 一連の報道によると、警察は1年以上にわたる内偵捜査を経て、この日の強制捜査に踏み切ったそうです。調べに素直に応じ、吸引だけでなく、注射器も使っていたと白状して、どっぷり覚醒剤漬けになっていたことが明るみになりました。
Nスタ① 
 清原選手のことは桑田投手とともにPL学園のころから注目していました。
 実際に甲子園で見たこともあります。
 当時PLの選手はみんなユニフォームが似合い、シートノックでも他校とは格段のオーラが感じられました。
 
 高校生離れした強打者の清原は巨人入りを希望していたものの、ドラフトでは巨人からは指名されず、西武が獲得。大学進学を宣言していた桑田は巨人から指名されると、あっさり巨人入り。
 「汚いぞ、桑田」
 桑田投手は頭脳的なピッチングで勝ち星を重ねましたが、多額の借金問題、運動具メーカーとの癒着、暴力団関係者との交際などが取り沙汰され、ダーティなイメージがつきまといました。
NHKニュース① 
 清原は(巨人へのわだかまりも忘れ?)野球に邁進し、持ち前の強打で西武の四番打者となり、優勝に大きく貢献しました。新人賞にも輝いています。
 その年の契約更改で1800万円を提示されて、「(電気店を営む)お父さんから、『我々がどんなに頑張っても得られない金額。大切につかいなさい』といわれました」といったときは、その謙虚なことばに好感を持ったものです。
        
 一方で気がかりなこともありました。
 それは当時の球団のオーナー(親会社の総帥)がやたら清原選手を可愛がり、特別扱いしたこと。このオーナーの態度は私の目から見ても異様でした。
 当時の西武には秋山、伊東、渡辺、工藤などそうそうたる選手がいたのですが、彼らを差し置いて清原を溺愛しました。オーナー主催のパーティーに清原だけ連れていくとか。
 
 これではチーム内に不協和音が生まれる。
 それに、まだ年端もいかぬ若者に「人間としての心得」を教導する人がいなくなるのではないか、と案じました。
 案の定、記者会見などでたむろする記者に対して、「邪魔や、どけ!」と怒鳴る姿が新聞に書かれ、TVでも放映されました。
Nスタ② 
 プロ野球に入りたての新人はマスコミへの対応の仕方など研修を受けるのですが、彼の場合はそれほどやかましくいわれなかったようで、野放図になっていきました。
 野球で活躍していればなにをやっても許される、とばかり夜な夜な銀座や六本木で飲み歩く。
 金はある、人気はある、体力はある、(オーナー=財界の大物の)バックもある、ということでみんなからチヤホヤされる。
 若者だから多少羽目を外すのはいい。しかし、いい気になっていると、必ずよからぬ人物に取り込まれる。
 巨人入りして暴力団関係者とのつき合いが明るみになったのも、西武の時代からその下地はあったと考えられます。
NHKニュース②
 野球に対する考え方も方向性を間違えたように思います。
 スポーツ生理学の先生によると、
 「野球選手が格闘家のようにムキムキマンになる必要はない。余計な筋肉がつくことによって俊敏性が損なわれる」
 それに、
 「打者というのは打席で構えているときはリラックスして、球がきたときだけ鋭くスウィングするのが理想的。典型的なのがイチロー。しかし清原のように最初から力みかえってアドレナリンを多量に発散させていては、いざというときの鋭いスウィングができない。技巧派投手にしてみれば格好の餌食」といいます。
NHKニュース③
 清原も高校時代や西武時代は、(イチローのように)打席ではリラックスしていた。
 それが巨人に入ってから、だんだん格闘家のような打者に変わっていった。
 彼はそれでも多くのホームランを打ち、輝かしい成績を残していますが、当初のスタイルを続けていれば、もっといい成績を残せたのではないか。
 
 それとともに野球に対する探究心がさらに深まり、現役を辞めたとしても後進の指導や、野球の解説などに強い関心が向かうのではないか。
 現役を引退したら抜け殻のようになり、「なにをしていいのかわからない」では、あまりに寂しい。
NHKニュース④
 それも18~20歳にかけての大事なときに、野球に対する取り組み方を教わってこなかったからではないか。
 いずれにしてもそれらの原因は西武時代にあったのではないか、と私は思っているのですが。
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