2015.12.13 中院の紅葉
 12月になったある日、川越の友人からこんなメールがきました。
 「たいした風も吹かず、気持のいい秋晴れですね。御老人(私=京一郎のこと)は今日はどのあたりを徘徊なさっていらっしゃいますか? どこを徘徊しても気持ちいいでしょうね。明日あたり川越の紅葉を見に行ってみようかと思っています……」
本堂  
 このメールを受け取って、「ははァ、このご仁、中院へ行く気だな」
 そう思った私は翌日、中院へ。川越の紅葉といえば中院しかないじゃないか。
 境内の紅葉
 中院は天長7年(830)慈覚大師により無量寿寺として創建しました。
 永仁4年(1296)、尊海が慈恵大師を勧請して当寺を再興し、北院(現喜多院)・中院・南院となる各房が建てられました。
 寛永10年(1633)仙波東照宮建造の際に当地へ移転しています。(HPより)
境内
 中院には島崎藤村ゆかりの茶室があります。
 これは藤村の妻・静子の母親・加藤みきが川越の人で、茶道の師匠であったことから、ここに茶室をつくりました。これが「不染亭」です。
不染亭前① 
 不染亭の前の紅葉もなかなか見事です。
不染亭前② 
 またここは「狭山茶発祥の地」でもあります。
 これは円仁が京都より茶を伝え、境内で栽培を始めたのがきっかけで、やがて狭山丘陵で茶の栽培が広まりました。元は「河越茶」といったとか。
 30年ほど前までは境内に茶畑が残っていたそうです。
鐘楼門① 
 この中院、春はしだれ桜も見事ですが、この時期の紅葉も素晴らしい。
 川越の紅葉といえばここしかない。
鐘楼門② 
 私がこの寺にいたのは午後1時前後。
 あのご仁はこの紅葉を観たのかな。
 そんなことをチラッと考えながら、中院をあとにしました。
逆光で見る黄葉 
 後日そのご仁から電話がかかってきて、彼は中院には行かず近くの御伊勢塚公園に行ってきたとのこと。「紅葉は大したことなかったよ」

 やっぱりなあ。
 川越の紅葉は中院に限るんだって。
スポンサーサイト
Secret

TrackBackURL
→http://aitokodoku2.blog.fc2.com/tb.php/1044-04645ebb