川越城本丸御殿から2kmほど南下したところに「仙波河岸史跡公園」があります。

仙波河岸史跡公園 

 湿地帯に木道が渡されて、なかなか風情のある公園です。
 今の時季、紅葉が見事です。

船着き場跡  

 ここの解説板にはこのように書かれています。
 「江戸時代の川越は新河岸川の舟運(しゅううん)によって栄えた。とりわけ幕末、上野国(前橋)の生糸を扱うようになって物資の量はいっそう多くなり、それまでの五河岸では間に合わなくなり、より川越城下に近い河岸(船着き場)が望まれた。
 そこで着目されたのが愛宕神社の下から流れ出る『仙波の滝』の水路。これを利用して明治12年(1879年)新しく開設されたのがこの仙波河岸」(意訳)

当時の河岸風景

 仙波河岸は新河岸川の河岸場の中でも最も上流にあり、最後にできた河岸場。これによって他の川越五河岸は衰退しました。
 新河岸川舟運は、大正3年(1914年)の東上鉄道の開通、さらに大正9年(1920年)から始まった新河岸川の改修によって水量が減少したため、昭和6年(1931年)終焉を迎えました。

雑木林 湿地帯

 その後、仙波河岸跡は一部埋め立てられて宅地化されたものの、大半は雑木林と湿地として残され、平成16年(2004)「仙波河岸史跡公園」として開園しました。

木道の紅葉 

 この仙波の滝については説明書きと当時の写真があります。写真は明治34年ごろ、仙波の滝で憩う人びとの様子を写したものです。

仙波の滝風景(明治34年頃) 

 当時は船着き場としてここに人が集まっていたと思うと、隔世の感があります。

現在の仙波の滝跡 

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