川越城本丸御殿の東に三芳野神社があります。
 三芳野とは「神聖な美しい広い土地」の意味を表す「美よし野」からきているそうです。
 ここは「伊勢物語」の在原業平が訪れたという石碑と、「わらべ歌発祥の碑」があります。
境内 
 業平に関しては入口に歌碑があります。
 「我が方によると鳴くなる三芳野の 田面の雁をいつかわすれむ」
業平の歌碑 
 しかしこれについては的場の三芳野天満宮に「伊勢物語に出てくる場所」とあり、伊勢物語の記述と当時の様子を鑑みて、業平が訪れたのは的場の天満宮のほうではないかと推測されます。

 そこにも「わらべ歌生れしと云う 三芳野の天神さまに ほそき道あり」という石碑があり、ふたつの三芳野天神が「業平」と「わらべ歌発祥の地」を取り合っているように見えます。
参道 
 このわらべ歌とは童謡「とおりゃんせ」。

 ♪とおりゃんせ、とおりゃんせ 
 ここはどこの細道じゃ
 天神さまの細道じゃ
 ちょっと通してくだしゃんせ
 ご用のないもの通しゃせぬ
 この子の七つのお祝いに お札をおさめにまいります
 行きはよいよい帰りはこわい
 こわいながらもとおりゃんせ とおりゃんせ
社(やしろ) 
 この天神さまは川越城内にあったため、一般の参詣者は役人の取調べを受けました。
 「ご用のないもの通しゃせぬ」がまさにそれ。

 神社の境内の広場に「わらべうた発祥の地」の碑があり、歌詞の一部が刻まれています。
 「ここはどこの細道ぢゃ 天神さまのほそみちぢゃ」
 わらべ唄の石碑
 さて、帰りはなだらかな下り坂。
 お役人の詮議を受けることもありません。いささか拍子抜け。
帰り(黄泉?)の道 
 ♪行きはよいよい帰りもよいよい
 (私ぐらいの年になると、「よいよい」は別の意味?)
     
 とおりゃんせ行きはよいよい黄泉の道

 将来の暗示? とくに意味はありません。
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